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カテゴリ:人生・よのなか
![]() もう1ヶ月終わりですよ新年も。これを10回ちょっと繰り返すともう来年です。2007年はもうすぐです。 そんなあっという間の1年を、同じように10回も繰り返すと2016年です。過去10年を振り返ってみればわかりますが、10年なんてあっという間です。2016年はもうすぐです。 年をとればとるほど時間が経つのはあっという間ですね。次の10年は今の6-7年の感覚、さらにその次の10年は今の4-5年くらいの感覚で過ぎちゃいますよ。だから、老衰して寿命が来るのはもうすぐです。 もちろん、あなたが老衰できる保証なんてありません。 日本を例に挙げると、1億人のうち毎年約100万人が死にます。うちガンが30万、心臓病や脳出血が15万ずつ。肺炎が結構健闘していて10万弱。事故死が4万で自殺が3万。老衰はたった2万人です。死因の2%。変死や自殺より老衰死の方がマレなんですよあなた(笑)。 だから、あなたやワタシが死ぬのはもうすぐだと思ったほうがいいと思います。 来月や来年を怖がっているヒマがないのと同じように、死を怖がっているヒマは本来ないと思います。 あたかも死なんて自分に関係のないかのように自分を欺き、「いつかはきっとやってやる!」…なんて自分に言い聞かせつつ若い頃から延々と棚に上げてきた“夢”だとか“希望”にこれっぽっちも触れられないうちに老いさばらえていき、やがてそのまますぐに棺桶に入ってしまうのだという事実に薄々気づきはじめる頃には時すでに遅し、その悔恨と恐怖から逃避するためにボケるようになり、あとは夢もうつつも判らない状態のままクタバる…それがよくある大多数の現代人の“お決まりコース”です。 20代後半で“夢”だとか“希望”だとか言っていながら、そのために何もしていない人はこの“お決まりコース”に乗る確率がすでに高いと思ったほうがいい。 30代後半で「若いころからの“夢”だとか“希望”」だとかいう代物を大事に抱えていてそれらを「これからやるつもり」(笑)でいる人は、その“夢”や“希望”をそのまま棺桶まで持っていく可能性は90%以上といっていいでしょう。 「いまさら“夢”や“希望”のためにこの現実(サラリーマン)生活を止めるなんて、オマンマの食い上げだ」…なんていう人がいますが、大嘘です。日本の年間の餓死者数、例年50-100人。死因の1万分の1(0.01%)以下です。ガンで死ぬ確率の方が5000倍高いんですよ、あなた。そもそも飽食の国・福祉国家の日本で餓死するのは意志的な努力が必要でしょう。 ホントは怖いのは「オマンマの食い上げ」なんかじゃなくって、「プライド(=実力の伴わないセルフイメージ)が傷つく」こととか、「“夢”や“希望”がじつは同じ“現実”(=日常)に過ぎないこと」を知るのが怖い…というのが相場ではないでしょうか。自殺者がこんなにいる理由のひとつは、死ぬことよりそっちの方が怖いからなんでしょうからね (笑)。 (つづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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