asahi.com> マイタウン> 宮城> 2011年09月04日配信記事より-。
山元町は3日の復興基本方針の住民説明会で、JR常磐線の新ルートでの復旧について「JR東日本から、用地取得後3年で整備可能と説明を受けている」と明らかにした。早ければ2015年の新駅による開通をJRや国に求める。
町の構想では、常磐線を1~1・5キロメートル内陸に移し、新設する山下、坂元の両駅周辺を住宅街として整備する。町の担当者は説明会で「JRなど関係機関と具体的なルートを調整した上で用地を確保し、来年の早い段階に着工するのが努力目標」と述べた。
一方で、現在の山下駅周辺の住民は「用地買収や工事に時間が掛かり過ぎる。現在の山下駅を使い、亘理―山下間の復旧を急いでほしい」と求めた。
これに対し、町は「JRは安全を最優先に二度と津波の被害を受けない位置での復旧を考えている。今の路線を高架構造にすると、多大な費用がかかる」と移設に理解を求めた。
現在、亘理駅以南の不通区間ではバスによる代替輸送が続いている。
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