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テーマ:鉄道雑談(1520)
カテゴリ:きょうのニュース
asahi.com> マイタウン> 青森> 2011年09月06日配信記事より-。
三沢―十和田市間14・7キロを結ぶ十和田観光電鉄が廃線の危機を迎えている。少子化による利用客の減少に、東北新幹線七戸十和田駅の開業や東日本大震災が追い打ちをかけた。沿線自治体に財政支援を求めているが、議会や市民から否定的な意見が相次いでいる。 「財政支援をしても経営の上向きは見込めない。思い切って、鉄道から手を引く勇気も大切」 5日、同社への財政支援の是非を話し合う六戸町議会の全員協議会で、町議から厳しい意見が相次いだ。 十和田観光電鉄は、1922年に開業した。乗客の約8割を沿線の高校や中学に通う学生が占める。少子化の影響で、乗客は2001年度の70万人から、昨年度は45万9千人にまで減った。 七戸十和田駅が出来たため、新幹線に乗るために同電鉄と在来線で八戸に向かう必要がなくなったことが乗客減に拍車をかけた。同社経営のホテルや貸し切りバスによる収入も、震災で減少したという。 同社は、今年度から10年間での累積損失は7900万円にのぼると試算。設備投資には10年間で7億3100万円が必要になるため、国と県の補助額を除いた4億2100万円と、10年間の修繕費1億円の計5億2100万円を支援するよう十和田、三沢の両市と六戸町に要請している。 これまでに3市町すべての議会で財政支援の是非が話し合われ、いずれも反対する意見が多数を占めた。 利用者からは、廃線もやむを得ない、といった声が多く聞かれた。 十和田市の小山田久市長は「存続を望む市民の声がほとんど聞こえてこない。市民の皆さんは財政支援に納得してくれるかどうか」と消極的だ。六戸町の吉田豊町長も「公共交通といえども一民間会社。公金を出すべきものなのか」と疑問を投げかける。 同社は、3市町の回答を受け、今月中に今後の対応を決める。廃線となれば、代わりに路線バスを走らせることになるという。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年09月06日 22時10分56秒
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