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カテゴリ:政治
WiLLを購読、渡辺昇一先生の論文を読む。
異論があるはずもないのだが、 G・Kチェスタートンの言葉を引用しているところが多いに納得した。 「彼はそのなかで『民主主義にらおいて、現在生きている人々の意見を取入れる民主主義を横の民主主義という。それに対して、死んだ人々(=祖先)がどのように考えるかを考慮に入れる民主主義が縦の民主主義である』といっています。 ここでいう「縦の民主主義」とは、つまりは「伝統尊重」のことです。いま現在のことだけで物事を判断たり決定したりするのではなく、自分たちの祖先のことも考えるのが、本当の民主主義というものだとチェスタトンは言っているのです」 国家は、誰のためにあるのか。それは今生きている国民のためだけではなく、かつて国家を支えた人々、これから来る人、時間軸を含めた国民皆のものなのだ。 思うにそれは、個人レベルでも同様だ。今生きている自分の生活、人の関係を大切にすること、それと祖先・神への感謝があってこそ、円満な人間といえまいか。 個人のレベルで、横の関係、縦の関係への畏れを失っているからこそ、 靖国に対する言いがかりで、その意味を見失うことになっているのではないだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.06.28 11:08:48
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