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国民と天皇と大日本帝国

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2009.10.12
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カテゴリ:大日本帝国興亡史
 大東亜会議が1943年11月5日~6日に東京で行われた。
 以下は「杉山メモ(上)(下)」より

◇大東亜共同宣言(1943年10月23日 大本営政府連絡会議了解)
 抑も世界各国か各々其の所を得相倚り相扶けて万邦共栄の楽を偕にするは世界平和確立の根本要義なり
 然るに米英は自国の繁栄の為には他国他民族を抑圧し特に大東亜に対しては飽くなき侵略搾取を行い大東亜隷属化の野望を逞しうし遂には大東亜の安定を根底より覆さんとせり大東亜戦争の原因茲に存す
 大東亜各国は相提携して大東亜戦争を完遂し大東亜を米英の桎梏より解放して其の自存自衛を全ふし左の綱領に基き大東亜を建設し、以て世界平和の確立に寄与せんことを期す
一、大東亜各国は協同して大東亜の安定を確保し道義に基く共存共栄の秩序を建設す
一、大東亜各国は相互に自主独立を尊重し互助敦睦の実を挙け大東亜の親和を確立す
一、大東亜各国は相互に其の伝統を尊重し各民族の創造性を伸暢し大東亜の文化を昂揚す
一、大東亜各国は互恵の下緊密に提携し其の経済発展を図り大東亜の繁栄を増進す
一、大東亜各国は万邦との交誼を篤くし人種的差別を撤廃し普く文化を交流し進んて資源を解放し以て世界の進軍に貢献す
───

◇「大蔵大臣説明要旨/1941年12月1日の御前会議」(抜粋)
 尚南方作戦地域は従来各種の物質を相当に輸入し居る処、我方に於て之を占領したる場合、之等の輸入は杜絶すべく、従て其の経済を円滑に維持するが為には我方に於て物質の供給を為すを要すべきも、我国は其の為に充分の余力なきを以て、相当長期の間現地一般民衆の生活を顧慮するの暇殆ど無し、従て現地の物質労力等を獲得する為軍票其の他通貨的性質のものを我方に於て発行するも、其の価値維持は困難なりと謂はざるべからず即ち我方は努めて現地自活の方針を取り、我方よりの追送物資は現地治安の維持及現地労力の使用上必要の最小限度に止め通貨価値の下落等及之より来たる現地経済の混乱は一応之を度外視して飽く迄も邁進すること必要なり、尤も現地は住民の文化低く且天産比較的豊富なるを以て其の民生の維持は支那等に比すれば容易なるものと認めらる。
───

◇大東亜政略指導大綱(御前会議決定:1943年5月31日)(抜粋)
第二 要領
一、対満華方策:帝国を中心とする日満華相互間の結合を更に強化す之が為
(イ)対満方策:規定方針に拠る
(ロ)対華方策:「大東亜戦争完遂の為の対支那」の徹底具現を図る為右に即応する如く別に定むる所に拠り日華基本条約を改訂し日華同盟条約を締結す之が為速に諸準備を整ふ
 右に関連し機を見て国民政府をして対重慶政府工作を実施せしむる如く指導す
 前項実行の時期は大本営政府協議の上之を決定す
二、対泰方策:既定方針に基き相互努力を強化す特にマライに於ける失地回復、経済協力強化は速に実行す シヤン地方の一部は泰国領に編入するものとし之が実施に関してはビルマとの関係を考慮して決定す
三、対仏印方策:既定方針を強化す
四、対緬方策:昭和十八年三月十日大本営政府連絡会議決定緬甸独立指導要綱に基き施策す
五、対比方策:成るベく速に独立せしむ 独立の時期は概ね本年十月頃と予定し極力諸準備を促進す
六、其他の占領地域に対する方策を左の通定む
 但し(ロ)(ニ)以外は当分発表せず
(イ)マライ、スマトラ、ジャワ、ボルネオ、セレベスは帝国領土と決定し重要資源の供給源として極力之が開発並に民心の把握に努む
(ロ)前号各地域に於ては原住民の民度に応じ努めて政治に参与せしむ
(ハ)ニューギニア等(イ)以外の地域の処理に関しては前二号に準じ追て定む
(ニ)前期各地に於ては当分軍政を継続す
七、大東亜会議:以上各方策の具現に伴ひ本年十月下旬頃(比島独立後)大東亜各国の指導者を東京に参集せしめ牢固たる戦争完遂の決意と大東亜共栄圏の確立とを中外に宣明す
───


〓勝手に独断と偏見〓

・対米開戦直前
 「我方よりの追送物資は現地治安の維持及現地労力の使用上必要の最小限度に止め通貨価値の下落等及之より来たる現地経済の混乱は一応之を度外視」

・1943年5月31日の御前会議
 「マライ、スマトラ、ジャワ、ボルネオ、セレベスは帝国領土と決定し重要資源の供給源として極力之が開発並に民心の把握に努む」

・大東亜共同宣言
 「大東亜各国は相互に自主独立を尊重し互助敦睦の実を挙け大東亜の親和を確立す」

 茶番か、日本を含む参加勢力の多くは主張された理想と枢軸側の勝利を信じてはいなかったと推測。





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最終更新日  2009.10.12 07:44:55
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