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国民と天皇と大日本帝国

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2016.02.21
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カテゴリ:大日本帝国興亡史
 国民を直接・間接にマインドコントロールしていたのは指導層・マスメディア・論壇そして教師

 「何事も天皇のためだという教師の教えをまっ正直に信じていて、それを疑ってみるだけの知恵もまだなかった」

 マインドコントロールの核となるのが天皇の存在。

 1941年に海軍に志願した少年兵の渡辺清は宮城を遥拝し謹んで天皇に言上した
 「私は愈々明日帝国海軍の一員として皇国の海の護りに就きます。この上は粉骨砕身軍務に精励し、以て醜の御楯として本分を全うする心算であります。もとより私の体は天皇陛下よりお借りしたもの、いつの日か戦場にて必ずお返し申し上げます」

 【1945年10月】
・10月01日:「現人神」ではなくなった昭和天皇
・10月03日:昭和天皇の意志による日米開戦
・10月07日:新聞とラジオの豹変
・10月11日:連合艦隊の解隊、一億総懺悔
・10月14日:天皇は政治的にロボット?、停戦の決断も?、「かつての忠誠勇武なる水兵さんも変わったものね」
・10月17日:村祭り、戦場からの母への手紙に出てくる「天皇陛下の御為」、天皇に戦場で命を賭けていた、<<戦時中なら死刑になりかねない言葉が続く>>
・10月19日:稲刈り、自決に関して宇垣中将・東条大将など、第一次戦争犯罪人
・10月21日:トルーマン発言、「天皇制の運命、選挙に問うのも一案」、「天子さんにむかってそんな罰あたりなこと言うもんじゃにゃあよ」、昭和天皇のマッカーサー訪問の意味の推測
・10月22日:庭の菊が咲き始めた、マッカーサーの天下、「バスに乗りおくれるな」の標語、あと一月ちょっと満20歳、男女同権と参政権
・10月24日:武蔵が撃沈された日、同年兵は一人残らず死んでしまった
・10月25日:「歌御会」の題が「松上雪」、海戦の夢
・10月26日:天皇責任と近衛公爵、金さんはこの暮れに朝鮮に帰る。
・10月31日:遺骨の帰還、役所の前で出迎えている人が少ない受け容れ儀式もなし、マッカーサー司令部から遺骨迎えは内輪との指令、自分が先頭にたって旗をふって万歳万歳と見送っておいて敗けたとわかると「校長の野郎、ふるえあがっちゃって今日も知らん顔」


〓勝手に独断と偏見〓

 「バスに乗りおくれるな」とフランスに勝利したドイツに乗りおくれずに三国同盟締結、が対米戦前に主張されていた。

・「昭和の戦争報道(40) 日独伊三国同盟と新聞メディア/前坂俊之」によると
 『東京朝日』(十一月二十六日)の朝刊は「日独防共協定調印さる」「東西相呼応し
て赤化の脅威に対抗」「不動の国体擁護」と一面つぶして報道した。
 『東京日日』(同日)朝刊の見出しも「日独防共協定成立す」「世界平和脅威の抑へ、
画期的の我外交協定」「特定国を目標とせず、背後に特殊協定なし」と報じた。

 戦後はマッカーサー・戦勝国のバスに乗りおくれるなの状況が発生している。


 昭和天皇のマッカーサー訪問の衝撃。

 9月30日「おれにとっての”天皇陛下”はこの日に死んだ。そうとでも思わないことにはこの衝撃はおさまらぬ」
 10月1日「おれのこれまでの天皇にたいする限りなき信仰と敬愛の念は、あの一葉の写真によって完全にくつがえされてしまった。」

 新聞とラジオは「聖戦完遂」「一億火の玉」「神州不滅」と公言していたが降伏後は、
 「戦争ははじめから軍閥と財閥と官僚がぐるになって仕組んだものであり、聖戦どころか正義にもとる侵略戦争であった」と盛んに主張している、「新聞で本当なのは死亡広告だけ」。
 宣戦の詔書「朕か陸海軍将兵は全力を奮て交戦に従事せよ」。
 すべてを天皇のために、すべてを天皇の統治したもう祖国のために。

 戦中・戦前に於いて渡辺清と同じ感覚を共有していた大日本帝国の国民は多数存在したと思う、昭和天皇もその一人ではなかったのか。

 靖国神社や伊勢神宮への参拝と行幸と親拝、立場によって異なる、奉られている神との上下関係より異なる、死ねば神になるといっても神にも上下がある。

 人は天皇のために戦って死ねば靖国神社の神になる、しかし「遺骨の帰還」に対して
 『自分が先頭にたって旗をふって万歳万歳と見送っておいて敗けたとわかると「校長の野郎、ふるえあがっちゃって今日も知らん顔」』





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最終更新日  2016.02.21 17:47:13
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