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カテゴリ:蟹工船上映実行委員会
新潮文庫版25ページに出てくる時化。【挿絵は『マンガ蟹工船』(東銀座出版社)から】 ----------------------------------------------- カムサッカの海は、よくも来やがった、と待ちかまえていたように見えた。 ガツ、ガッに飢えている獅子(しし) のように、えどみかかってきた。 船はまるで兎(うさぎ) より、もつと弱々しかった。 空言の吹雪は風の工合で、白い大きな旗がなびくように見えた。 夜近くなってきた。 しかし時化(しけ) は止みそうもなかった。 ----------------------------------------------- 「時化る」は、暴風のため海が荒れるという意味です。 海がしけて、不漁になって、漁師の収入が少なくなり、不景気になるということで、金回りが悪いこと、ふさぎこむこと、しょんぼりすることの意味になったとか。 そういえば、博多では、面白くないことやつまらないことを、「しけとう」と言います。 ちなみに、宮崎では、「蟹が家に上がれば、時化が近い」という言い伝えがあるようです。(参考 総務庁消防省) 福田内閣も大しけで、とうとう、たった今、沈没してしまいました。 自民党政治自体が、先行き見えない「しけ」状態。 映画「蟹工船」の上映運動が成功すれば、政治の変革も近い。 「蟹工船」のような団結とたたかいで、国民が新しい政治を作り出す時代です。 10月3日は、「蟹工船」をみんなで観て、政治を変えよう!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年09月03日 22時30分20秒
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