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秋に成り 学校も引けて 短い夕暮れまでを どう過ごすかは 其の時の 気分次第だった。 暮れも近付くと 流石に 帰宅途中の山道も 冷え冷えとして、 少年たちも 無口に成る。 時々 道端の 薄の群れを 覗くと あちこちに 蟷螂の 卵泡が有った。 蟷螂にして見れば 迷惑限り無い、 正に死活問題だが 少年たちは 蟷螂の卵泡を手にしては 無造作に 取って見たり、 イラガの蛹を 見つけたり、 本当に 子供と云う者は 仕様のない者 自然に対する 興味は尽きない ものだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.12.17 12:39:54
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