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カテゴリ:中学受験の攻略
周りの人が子どもの分からないところを教えていると、
子どもは「分かった」と言ってくれます。 塾で教えていても、最初のうちは大丈夫かなと聞くと、 すぐに「分かった」という答えが返ってきます。 確かに「分かる」ということはとてもいいことなのです。 ただ、「分かった」=「理解できる」ということを分かってほしいのです。 完璧に理解できても、実行できるという保証はないのです。 もっといえば、子どもたちは「理解できる」と言っているだけで、 「理解した」とすら思っていないときがあるのです。 もっとよく時間をかけて考えれば「理解できる」 この状態でも、「分かった」を連発してくれるのです。 おそらく、子どもたちの周りで「分かった」で終わってくれた経験があるのだと思います。 だから子どもたちは「分かった」を連発してくれるのです。 そのときに理解できない、実行できないものが、 あとで急に理解できるようになったり、実行できるようにはまずなりません。 語彙量が大人と子どもでは違います。 当然の結果として、言葉の使い方やニュアンスも違ってくるのです。 子どもは「理解できる」と思って「分かった」と言い、 大人は「分かった」のだから、もう大丈夫だと思ってしまう。 だから、「分かった」と言った直後に類題をさせてみると、あまり進歩が見られないので、大人は怒ってしまうわけです。 子どもたちはどうして怒られているのか、本当は分かっていないのです。 ただ、「分かった」と言ったことが怒りの中心だと感じるので、 黙ってしまうのです。 「分かった」と聞いて簡単に教えることを中断しないでください。 そんなに簡単に分かることであれば、わざわざ教える必要もなかったはずです。 何度も何度もきちんと説明し、類題を自分ひとりの力で解かせてみる。 少しでも進歩が見られたら、すぐに評価する。 そうしなければ、そうできなければいけないのです。 そういう自信がなければ、塾に褒める部分を依頼されてもいいと思います。 その場合、褒めることと表裏一体ですが、子どもに勉強のことで注意を与えることもできなくなります。 子どもの勉強と一緒で苦手なことだけを避けることはできませんから。 とはいうものの、子どもたちの身近な人々が褒めたり、注意を与えることがもっとも効果はあるのですが。 お役に立てば下を押してください。 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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