世間を騒がせた「ヒーロ-」の看板
先日の京都・看板と暖簾めぐりでは、丸山公園内にある長楽館に立ち寄りました。長楽館は1909年完成完成してすぐに訪れた伊藤博文公は「この館に遊ばば、其の楽しみやけだし長へなり」として、ここを『長楽館』と名づけました。以下は当日の案内役を務めてくれた歩友Mさんから聞いた話です。長楽館と煙草「ヒーロー」の関係長楽館は明治時代の実業家で「煙草王」と称された村井吉兵衛の京都別邸村井兄弟商会が1894(明治27)年に「ヒーロー」という名の煙草を発売した「ヒーロー」宣伝のための巨大看板たたみ一畳もある巨大看板が、当時世間を騒がせたという話とても興味深い話です詳しくはこちらをどうぞ→JT「SMOKERS' STYLE」 正しく読んでもらえなくても話題になるだけで成功最初からそういう狙いだったのかもしれませんね煙草王といわれた人の非凡さを感じますどちらでもいいことですが『ヒーロー』の大看板を立てたのは大文字焼きで有名な東山の如意が岳という話もあります。「ヒーロー」はいっぺんで有名になり、よく売れました。その結果、パッケージがそっくりの「ハーロー」や「チーロー」という名前のものまで売り出されたそうです。(以上、JT「SMOKERS' STYLE」の「ちょっとたばこの話」より) 煙草「ヒーロー」の宣伝ポスター喫茶・レストランのコースター(煙草「ヒーロー」の外箱のデザイン)