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カテゴリ:美の巨人たち
今回の展示展・・・是非とも行きたかったものでした。
この展示会ですが、中村佑介の画業20周年を記念して、東京と大阪で開催されたものから厳選して出展したものとなっております。 このうち、東川篤哉の「謎解きはディナーのあとで」や森見登美彦の「四畳半神話大系」を始めとした作品の表紙イラストやその原画がもちろん展示されており、それを見て思わず、 うひょ〜〜〜 ![]() と叫んでしまいました。 おっと! さすがに人がいましたので、心の中で・・・ではありましたが。 ということで、このふたつに関しては、このブログ上で、 これでもか! と言わんばかりに語りましたので、ここではもうひとつのことについてお話ししたいと思います。 中村といえば、ASIAN KUNG-FU GENERATIONのCDジャケットイラストを手がけております。これには、きっかけというものがあるそうです。 メンバーが結成して間もない頃・・・ライブに来てくれる人が20人くらいだった頃に、一人のお客さんが、1枚のイラストをスタッフに見せます。 それが、中村が描いたものであったそうです。 これを見たメンバーは、そのイラストに可能性というものを感じます。これを描いた人は、いつか世界を飛び越える・・・そう思ったそうです。 それ以後、ことあるごとに中村にジャケットイラストを依頼するようになった、とのことです。 それともうひとつ、中村にも、音楽にまつわるイラストを手がけるきっかけ、というものがあったようです。 それは、学生時代に、中村ともう一人の生徒とバンドを組んでいた、というのがあります。 ただ、その生徒は限界を感じてしまったようで、中村とは解散して別れることになります。 ところが、その生徒は後に別のバンドを結成したようで、学園祭の際にステージに上がって活躍することになります。 これに関して、中村には反骨精神というものが生まれてきたようで、音楽に直接関わらなくとも、自分の得意分野で音楽に貢献したい・・・そういうのがあったためか、ASIAN KUNG-FU GENERATIONをはじめとして、他のアーティストのCDジャケットイラストを手がけるようになった、のかもしれませんね。 「中村佑介20周年展」 石ノ森萬画館 2023年4月22日~7月2日 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.04.30 16:04:24
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