<美の巨人たち>初代仮面ライダーの変身ベルト
仮面ライダーが生まれて50年・・・ということがあるわけですが、宮城会場に関して言えば、それだけではありません。石ノ森章太郎が宮城出身だ・・・と、ただそれだけだ、というわけではありませんです。今回の会場となったイービーンズを運営しているエンドーチェーンが創業95周年を迎えた・・・というのがあったわけで、そのことがダブルでおめでたいことになっております。この展示会では、初代仮面ライダーから現在放送されている最新のガッチャードまで、全ての作品を紹介しております。ストーリーや人物関係図、それに映像はもちろんのこと、展示されている小物は、「(複製)」と書かれているもの以外は全て!実際に撮影に使用されているものばかりとなっております。特に、終わったばかりのギーツにおいては、浮世永寿(うきよ・えーす)を祀ったお稲荷さまのほかに、登場人物全員が書いた絵馬もありますし、さらには永寿とツムリが実際に着用した衣装(!)までもが展示されております。・・・と、その他にもいろいろと書きたいことがあるのですが、これ以上書くと何千文字になるかがわからなくなってしまいますので、とりあえずは、こんなお話をしたいと思います。最近の仮面ライダーの変身ベルトって、ギミックというのが非常に凝っていたりします。ベルトにカードリッジか何かを差すところがあり、そこに差し込むと、仮面ライダーの形態が変わってきたりします。さすがに、初代のものといったら、さすがにそういうものは一切ありません。中央に風車のようなものがあり、それが高速で回転できるようになっております。そんなシンプルなベルトであるわけですが、この展示会でじっくりとそのベルトを見てみたところ、あることに気が付きました。それは、向かって右側・・・装着して左側のところに、スイッチとボリュームを調整するかのようなツマミがあるのです。おそらくは、スイッチをオンにすることで、変身可能な状態にできるようです。そして、ツマミを使っては変身するためのエネルギーを捻出(ねんしゅつ)させるようにしているのかもしれません。ヒーローものだけに、いろいろと現実離れしているところがあったりするのですが、よく見てみると、現実的なところがあったりするのが興味深いところであったりします。「生誕50周年記念 THE仮面ライダー展」仙台駅前イービーンズ9F杜のイベントホール 2023年11月23日~2024年1月8日