|
カテゴリ:カテゴリ未分類
Sさんが高速道路の休憩所の公衆トイレを利用した時のことです。
連休のため大混雑しており、出入り口付近には長蛇の列ができていました。Sさんも列に並んで順番を待っていましたが、先を急ぐ人が列を乱す様子に苛立っていました。その時、一人の高齢の男性が目に入りました。 その男性はトイレの前に立つと、深々とお辞儀をしたのです。用が済んだ後もお辞儀をし、手を洗うため洗面台に行く途中、列のほうへと近寄ってきました。 そして、列に並んでいる人たちに向かって、「お先に失礼しました」とお辞儀をしたのです。その男性は手洗い場にも同様にお辞儀をしていました。 一連の所作を見ていたSさんは、先ほどまでの苛立ちが消え、清々しい気持ちになりました。男性の物や人にたいする所作が美しかったのは、その心の謙虚さや純粋さの現れなのだということに気がつきました。 日々の職務で慌ただしく、同僚への配慮ができていないことを思い出したSさんは、「男性の所作から学ばせてもらった」と自己の生活ぶりを反省したのでした。 ・・・ さすがに、本分のような行動をとっていたら、誰もがヘンな目で見てしまいがちです。 そこまでの行動をとらなくても、心のなかで感謝の念を送る程度でいいと思うのです。 そういう思いで行動すれば、おのずと所作がよくなっていくわけですので、新年度に入ったわけですので、心を入れ替えて生活していきたいものです。 私は、感謝の気持ちを抱きながら物事に取り組んでいきたいと思いました。 以上です。 (2010年11月2日) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.04.01 01:51:00
コメント(0) | コメントを書く |