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2008年10月31日
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カテゴリ:アニメ
こちらは内容前半です(内容後半感想



蝋燭の明かり。蓄音器の音。
後ろ手に縛られた女。涙を浮かべた顔に影が落ちる。
猿ぐつわを外され、声を立て泣き出すが…
「しー」

連続娼婦殺人事件犯として子爵を捕らえたシエルだったが、その翌日の新聞にも事件を知らせる記事が…

「チェスをやってる場合じゃないんだが…」

マダムレッドとチェスをするシエル。
根を詰めず、セバスチャンに任せたらどうかとマダム

「あれは僕の駒に過ぎない。命令し動かすのは僕だ。だが、ただの駒じゃない。全てのマスに一手で動ける駒。こんな風にね」
と、周囲を固めたキングをナイトで一足飛びに倒す
「そんなの反則じゃない!」
ゲームなら…だが、この世界ではルールなど意味を持たない
「必ず、反則をする騎手も裏切る駒も出てくる。油断すれば直ぐに…チェックメイトだ」

怯える女に筆で紅を入れる手。雷光が浮かび上がらせると…舌打ちし女の顎を掴む。
三日月形に開けられた口にはギザギザと歯が並び、机に置かれた手術道具が鈍く光る


「あんたには裏社会の番犬以外にも生きてく道があったはずだわ。姉さん、あんたの母さんもそう望んでいたはず。
それなのに、裏社会に戻ってきたのはやっぱり…殺された両親の敵を討とうとしているからなの?」
「敵を討ったとして、死人が蘇るわけでも、ましてや喜ぶわけでもない」
「でも…」

降りしきる雨。燃え落ちた邸。
右目に包帯、寝巻姿の今より幼げなシエルがセバスチャンと立つ。
瓦礫の間に光る青い指輪。
その指輪が、今のシエルの親指に光る

「僕は、先代たちのためにファントムハイブに戻ってきたわけじゃない。僕のためだ」
顔をまっすぐに向けるシエル
「ファントムハイブを裏切り、穢した人間に、僕と同じ屈辱を、痛みを味あわせてやりたいだけだ」
「あんたが生まれた日のこと、今でも覚えてるわ…ちっちゃくて可愛くって守ってあげなくちゃって…」
子どものできなかったマダムにとってシエルは本当の息子のよう
「出来ればこんな世界からは足を…」
頭に置かれたマダムの手をどけるシエル
「今僕がここにいることは僕が望んだことで僕が選んだことだ。後悔はしていないし甘えてもいけない。誰にも」
きっぱりと言うシエル

ここまででいいとセバスチャンに外での見送りを断るマダム。そして
「どうか、あの子の傍を離れないで。あの子が道を逸れて、迷ってしまうことがないように…」
「ええ、必ず。最後までお傍で、お守り致します」深く跪くセバスチャン
ドアを開けると迎えに来たグレルが傘を手に待つ。雨。雷鳴。雷光。

ベッドでうとうとシエル。寝巻。眼帯は外している。
報告に来るセバスチャン。
条件に合うのはドルイット子爵以外いない。
当日、パーティーや闇オークションに参加していた者たちにもアリバイがある…
ハッとするシエル
「セバスチャン、まさか…」
「何度も言ってるでしょう?私は嘘をつきませんと」
医学に携わる秘密結社や黒魔術等に関わりがある事件発覚前夜にアリバイが無い者…それは子爵だけ
「調査はただの茶番だったってわけか?」
「私はあくまで執事ですから…ご主人様に命ぜられたことと、聞かれたことだけを忠実に」
苛立たしげなシエル
資料を放り投げるセバスチャン
「あなたの命令一つで私はあなたの駒となり、剣となる。さあ、チェックを…ご主人様」

袋小路で見張る少年らしい恰好のシエルとセバスチャン
殺された娼婦たちには臓器がない以外にも共通点があった。

「艶やかな美しい黒髪」
「だが殺す必要はどこに?」
「罪とも言えるその愛らしさ」
「それに僕は…」
「ぷにぷに、ああ、ぷにぷに…」
「…人の話を、聞けっ!」
黒猫を抱き、肉球をぷにぷに、きらっ!セバスチャン
「すみません。稀に見る美人でしたので…ぷにぷに…」
と、猫の声に交じる女の悲鳴
「誰もここを通れるはずが…」
「行きましょう!」
走って向かう二人。急ぎ開けるドア。シエルの頬に跳ねる血…
横たわる女の…
「いけません!」
すぐさまシエルの眼を手で覆いし、抱えて後ろに飛び退さるセバスチャン
息荒く苦しげなシエル。
樋から激しく水が流れる
再び雨が

床に広がる血溜まり
「随分派手に散らかしましたね。ジャック・ザ・リッパー…否、グレル・サトクリフ」
血を滴らせ現れるグレル
「ち、違います。これは…叫び声に駆け付けた時には…もう」
「その姿でシラを切らなくても良いでしょう?グレルさん。あなたのような方に、人間界でお会いするのは初めてです。
人畜無害なダメ執事…御上手に振舞われいたではありませんか」
「御上手…」
にやりと嗤い、歯を剥きだすグレル
「そ~お?そおよ。あたし、女優なの。それも飛びきり一流よ」
タイを解き、櫛を当てる。梳った髪は黒から赤に。まつ毛をつけ
「だけど、あなただってセバスチャンじゃないでしょう?」
白から黒手袋に
「坊ちゃんに頂いた名前ですからセバスチャンですよ。今はね」
シエルの目を覆い隠したままのセバスチャン。シエルの口元から何かが伝う
「あら、忠犬キャラなのね?色男はそれも素敵だけど…」
赤いフレームに髑髏のついたチェーンの眼鏡をかけ
「それでは。改めましてセバスチャン。いいえ。セバスチャ~ン!バーネット邸執事、グレル・サトクリフでございま~す!執事同士どうぞよろしく!」投げキッス
飛んでくるハートに流石のセバスチャンも怖気が走る
「やっとホントの姿で会えた!悪魔が執事してるなんて初めて見たから最初びっくりしちゃったわ」
「それはこちらのセリフです。あなたのような方が執事をしているとは…神と人との中立であるはずの存在、死神。仮にも神であるあなたが何故執事なぞ?」
「そおね。一人の女に惚れこんじゃったってことかしら」
「その女とは?」
「聞かなくてもわかってるんでしょう?」
現れたのはマダムレッド。セバスチャンの腕をどけ対峙するシエル
「計算違いだったわ。グレルの正体を見破れる奴がいたなんて…」
「最初の容疑者リストにもちろんマダムもいた。けれど、あなたのアリバイは完璧だった」
「身内である私まで疑ってたの?」
「ジャックと成り得るのなら血縁であろうが関係ない。すべての殺人に関わるのは容疑者リストにいたどの人間にも無理だ。
だが、人ならざる者が共犯だと言うなら話は別だ。僕らに気づかれず、一瞬でその部屋へ入れるのなら。
子爵亭からイーストエンドまで一瞬で移動するのも可能だろう…
切り裂きジャックであり得るのは、お前たちしかいない。マダム・レッドそしてグレル・サトクリフ。
切り裂きジャック事件の被害者には他にも共通点があった。全員マダムが務めるロンドン中央病院である手術を受けている。
患者を並べたリストの中で未だ殺されていないのはその部屋に住むメアリー・ケリーだけ。
ここで張っていればあなた達が現れると思っていた。…救えは…しなかったが」
「残念ね、シエル。私の可愛い甥っ子。気づかなければまた一緒にチェスが出来たのに…だけど、今度は何も譲らないわ!」

突然チェーンソーを振り上げるグレル
シエルを庇うセバスチャン。チェーンソー白刃取り!そのまま押しやる。バク転して着地するグレル
「何だ?あれは」驚くシエル
「死神は魂を狩るための道具を持っています。それが、死神の鎌!」
「鎌なんてダサい名前で呼ばないでよ~!折角私様にカスタマイズしたのに!どんな存在でも切り刻める。あたしだけに許されたデスサイズ。ずっと大人しくしてたから体が鈍っちゃってるの」とくねくね
「久々に激しい運動したいわ!あ・な・た・と!」
「気色悪いこと言わないでいただけますか?勤務中ですんで」
セバスチャンのそんな反応も好きだとグレル
「私ね、赤が好きなの。髪も服も口紅も。赤が一番好き。だからブスな女どもをお化粧してあげるの。綺麗な綺麗な赤い血で。セバスチャン、私がもっと色男にしてあげる。あなたの奥の奥まで派手に掻き乱してあげるわ!美しく飛び散る薔薇色で」
ウインクグレル
「死神とは死にゆく者の魂を静かに狩る者。執事とは影のように主人に付き従う者」
シエルに自分のコートを被せるセバスチャン
「その両者の美学に反する悪趣味さ。はっきり言って、反吐が出ますね」
「あ~ら。嫌だ、セバスチャン!あたし、これでも、執事でっす!」
にやりグレル
「女王と悪しき我が名において命令する。奴等を狩れ!」
外される眼帯。露わになる右目は紫に。契約の印が光る
「イエス。マイロード」
セバスチャンの目も赤く怪しく光る。瞳は縦に細く。口に咥え手袋をはめ直す

  OP





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最終更新日  2008年10月31日 14時05分51秒
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