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2009年01月21日
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カテゴリ:アニメ
赤い三つ目が示す道を進むシュタイン
「急げ!急げシュタイン。偽りの皮膚を脱ぎ捨てろ。肉体の引力に従って歩け。出口を照らす光明が見えてくるんだ」
「とまれ、シュタイン。何処へ行くつもりだ?自宅謹慎の筈だろ」門の前にデスサイズ
「帰り道を捜しているんです。霧が深くて道に迷ってしまった」
「お前、狂気に憑かれたな」狂気進入禁止の標識
「何を言ってるんですか先輩」狂気一方通行の矢印。
歯を剥き唸るデスサイズ
矢印が反対に…
「俺は規律に忠実な番犬だ。狂気が出入りしない様に扉を守ってる」猛犬注意の標識!
シュタインの後ろの矢印が二本に!
「今度俺に近づいたら…」吠えるデスサイズ
元来た道を戻るシュタイン。振り返ると…何もない
「如何なってる?」


「皆如何しちゃったのかしら?誰も来ないんじゃ朝練は中止ね」椿
誰もいない教室。赤い雲に覆われた空
「あいつ等の事だ。狂気の波長にビビって外に出られ無えんだろ。今頃は布団を被って震えてやがるのさ。だが心配は要らねえ。鬼神如き俺様一人で秒殺してやるよ」
「俺がいりゃあ一秒もかからねえけどな」ソウル登場
「へへ。強がっておもらしすんじゃねえぜ」塀から降りソウルとハイタッチ
「マカちゃんは?」
「今日はパスだってよ。あいつ博士やクロナの事が気になって何も手につかねえんだよ」

ドアの前に立つマカ
「もう少しの辛抱だよ。メデューサだって釈放されたんだから。クロナだって許してもらえる筈だよ」
「ねえ、シュタイン博士はどうなったの?まだ帰ってこないの?」ドアを隔て話すクロナ「教えてよ。博士がいなくなったのはメデューサ様と関係があるんじゃないの?」
「そうかもしれない。でも心配する事無いよ。博士の事だもん。私達の所へ必ず戻ってきてくれる」
俯くクロナ

シュタイン捜索は打ち切り
どうして?とマリー
もう街の外だとデスサイズ。これ以上の兵士を捜索に割く事は出来ない…
主を失ったツギハギの椅子
メデューサを追いかけて行ったのよとマリー
余計に厄介だとデスサイズ。死武専はあの魔女に手出し出来ない…マリーにはデスサイズスとしての任務もある
「あなたはそれでいいの?デスサイズとしてでなく元相棒として!このまま諦められるの?」
「あいつはずっと戦ってきたんだ。自分の中の狂気と…そう簡単に負ける訳無えんだよ」立ち去るデスサイズ

死神との取引に成功した魔女なんていないとメデューサの髪を梳きながら褒めそやすエルカ
これからは死神とアラクネが殺し合うのを見守っていればいい
だがもしうまくいかなかったら?同時に襲ってくるとフリー
「死神は契約を破ったりはしない。それにアラクネが鬼神をうまく扱えるとは思えない。隙を見て次の行動に移るわ」
今度はどこへ?とエルカ
「恋人を迎えに行くのよ」仄かに笑うメデューサ

霧の街。惑うシュタイン
「泣かないで」目の前に少女
「苦しみの森を抜ければ」
「喜びの湖が待っているわ」別の道から少女
「どれだけ迷っても」後からも少女
「出口は一つ」更にもう一人
「君達も道に迷ったのか?」
「君達?」
少女は一人だけ
「私ねずっと一人だったの…だからとっても嬉しい。あなたに会えて。ついて来て。この先に出口に繋がる扉があるの」
シュタインの手を取る少女
「その子は魔女だよ」背後から別の声
腕に蛇が!振り払うシュタイン。踏むと霧の様に消える蛇
「いつまでもここにいちゃいけないよ。待ってる人がいるんでしょ?」白い学生服に銀髪の少年
「扉を開けて出て行くんだ。でも、魔女には気を付けてね。狂気を連れて行っちゃうと出口には辿りつけない」
振り返るシュタイン。
「どうすればいい?」
「簡単だよ。戻るべき場所を心に思えば良いんだ」
「心に思う…君は一体?」
姿はない

「魔力反応は0…波長でぶっ叩いて無理に起こすか?否何か仕掛けがある筈だ」
BREWを前に頭を悩ますBJ
コーヒーを啜るが不味さに閉口!カップを乱暴に置いた拍子にコーヒーが本に…
かかった部分がめくれ…エイボンの書に隠されたページ!

大発見だ!と死神様
BREWを動かすためには鍵となる魔道具が必要、至急捜索隊をとBJ。この任務にはキッドが適任
しかし…死神様とBJの行動を疑い余所余所しいキッド
死神様涙!
今は親子の情よりも計画を優先すべきだとBJ。それとアンクルボブにも協力をと声をひそめ真剣な表情のBJ
「お忘れですか?コーヒー屋の親父ですよ!飲めば誰でも踊り出す!アンクルボブのルンバコーヒー!中でもマンデリンは褐色の宝石とも呼ばれる極上で~す!」目を見開き踊り出すBJ
「マンドリン?」
「マンデリン!ですっ」BJ、怖いよ!
彼のコーヒーがないと集中力が持たないBJ。あればもっと早くに発見できた…作業に影響が…と顔を伏せる
猫の手も借りたい程大変なBJ
「猫?」手を猫の手にする死神様

魔法でフライパンを揺すり魚を焼くブレア。その香ばしさにご満悦
焼けた魚をテーブルの皿に投げるがイライラするソウルに命中
「お昼の支度はもうちょっとだから待っててにゃ~!」
皿の上は既に炭の塊となった魚が山
今日の料理当番はマカ。一体どこへ?
部屋に閉じこもったまま出てこないマカ。おいしい魚を食べたら元気になるかとブレア
ドアをじっと見るソウル
味見してとブレア。大口開けるソウルに魚を放り込み…
何しやがる?とテーブルにぶつかるソウル。テーブルの上のチラシの中に絵葉書が…

「何で許されるんだろう?あの魔女さえいなければ…博士もクロナも…だめだこんな事じゃ私も狂気に引っ張られる」
ベッドに腰掛け膝に頭を乗せるマカ
ノックし届けものだとドアの隙間から差し出すソウル
それはママからの葉書

霧の町。
門を守る猛犬デスサイズは鎖に繋がれ眠っている
門を見上げ帰る場所を思い浮かべるシュタイン
開門
気付いた猛犬が止めるが…閉門
目の前には
「研究所。辿りついたはいいが、無断外出に門限破り…如何言い訳したものか」
ブーツが落下
上を向きぎょっとするシュタイン「マリー!」

裸足で屋上に立つマリー
「何してるんだ?マリー!」
「見てシュタイン。ちっぽけな世界。まるで雲の中に浮かぶ牢獄だわ。あなたにはもっと相応しい世界がある筈よ…さよなら!」シュタインの方を向き後ろ向きに…
追いかけるが間に合わない
「ああ。死んじゃった。あなたの思い通りに。本当は鬱陶しいと思ってたんでしょ?」メデューサ
落下したのは人形。途端に三つ目が顔を覆うシュタイン
「彼女が…」

パッと灯りがつき目を覚ますシュタイン
手術台に括りつけられている!
「出口を間違えたな。やはりお前は狂気に感染している」手術着を着たデスサイズ
「マリーはどうした?」
「心配するな。生まれ変わればすべて忘れる」メスを手に「懐かしい記憶も、自分の名前も」
「如何するつもりだ?」
「規律に背き狂気を呼び寄せた罰だ。解体して作り直す。イヒ!」
振り下ろされるメス
「止せ!止めろぉ!」

アルバムにはマカのママが旅先から送ってきた色々な写真
最近来なかったからちょっと心配してたとご機嫌マカ!
ママさんて凄い!とブレア。さっきまで落ち込んでたマカがもう元気!に
今度はどこから届いたの?と葉書を見るブレア。と、何か書いてあるが…
椿とブラックスター登場「うっす!」

「教師なんて面倒なだけ。勤まる訳無いって思ってた。だけど、あの子達といると楽しくて…止められなくなった」マリー

伏せていた顔を上げるクロナ

「あなたもそうだったんでしょう?シュタイン」
シュタインの椅子に座るマリー。机の上にはシュタインの眼鏡。零れる涙
「こんな顔、あの子達には見せられない」立ち上がり頬を叩くマリー

逃げるシュタイン。額から血を流し…
「怯えるなシュタイン。己を解体せずに新しい世界は生まれない」番犬
「そう。生まれ変わるの偽りの肌を脱ぎ棄てて」首を手に持つ人形
「黙れ黙れ黙れ~!」シュタイン
林檎を差し出し「命の果実よ。あなたを苦しみから解き放ってくれる。楽になるわ」少女
手を伸ばすシュタイン。歪んだ笑顔
そこに
「惑わされないで!」少年の声
手を伸ばした先には林檎ではなく魂
「それは実態のない影。君の作りだした幻だよ」
「お前は…俺なのか?」
にっこり微笑む少年

茶柱が立った湯呑
「そんなの緊張しないで。まあお茶でも飲んでよ」死神様
「あの~」クロナ
「まさか…君もコーヒー派なの?マンデリンとか何とか難しい事言わないでよ」
膝の上ぎゅっと手を握り
「お願いがあります。僕を…僕をメデューサ様の元へ行かせてください!シュタイン博士を連れ戻したいんです!」
ずずっと飲んで
「君は死武専を裏切った罪で拘束中。信じろって言うの?」
「行かなきゃならないんです。僕をかばってくれたマカのためにも僕がやらなきゃ」
「良いよ!」
驚き顔を上げるクロナ
「決着付けたいんでしょ?メデューサと」
「はい」
「へえ~!根性あるじゃない」マリー
「マリー先生…」
「君と話をしたいと言うから呼んでおいた」
「ごめんなさい。あなたを騙した上にシュタイン博士まで…」項垂れるクロナ
「謝罪は要らない。顔をあげなさい」
恐る恐る顔を上げるクロナ
「子どものやった事だと割り切れる程私大人じゃないのよ。シュタインの事、あなたにだけ任せる訳にはいかない。だから…行くわよ。一緒に」
真剣に聞くクロナ

「さっき扉の向こうに出た時、一瞬迷ったんだ。ここがホントに俺の帰るべき場所なのかって」
「君は満足していた筈だよ」
「ああそうだ。神の規律の中で罪悪感なく好き勝手やってきた。なのに…」
「なのに?…罪悪感はどうして芽生えたの?自分の欲望を満たす事より、大事な事を見つけたんでしょ?」

デスサイズと死神様の写真。マリー、梓、ナイグス、シド、ジャスティンの写真、死武専の生徒達の写真

「君はもう何を選べばいいか分かってる。だから僕を呼んだんでしょ?…正しい扉を開けて出て行くんだ。君の求める世界が待っている」
「俺の求める世界」
振り返ると扉が…
「出口は一つ」ドアノブに手をかけ「戻るべき場所は」回す。光に包まれる

バスケットゴールにシュート!
「よっしゃー!」ソウル
「手前!今のは手加減してやったんだからな」ブラックスター
「なら本気だして取り返してみな!次にシュートを決めた奴が鬼神を倒す!」
「何!ぬお~!」
「おい!」

「遊んでる場合かっつうの」呆れるマカ
「いんじゃない?息抜きも必要よ」
「椿ちゃんまで…」
「マカ、パス!」いきなりパス出すソウル
「ちょっと!バスケは苦手なんだって…はい、椿ちゃん」
「やったあ!鬼神を倒すのは私ね」
「何!俺様を裏切るのか?椿」
「知~らないっと」
「誰が倒したっていいじゃないか。奴のケツを蹴り飛ばして…ホイ!また皆でバスケしようぜ!」とマカにパスするソウル
「あ…」
「ぼやっとすんな!マカ」
「うん!」踏みだすマカ
「引っ込め凡人共め!」とボールを奪いに跳躍するブラックスターだが…かわされ
「行っけぇ~!」シュートするマカ
やらせまいと再び飛ぶブラックスター…ボールは顔面に!
落下するブラックスター。ボールはリングをくるくる回りゴールへ…
椿拍手。
「入っちゃった…」マカ
「ひゃっほ~!見たか?俺様のミラクルヘディングシュート!」首が曲がったままブラックスター
「「「はい?」」」
「鬼神を倒すのはこの俺様か!」
「て言うか、首曲がってるから!」突っ込むマカ
転がったボールを足で留め
「全く暢気だな」キッド登場
「又学校サボったろう!ずりーぞ!キッド」首をさすりカクっとするブラックスター
「忠告にきた。死武専に鬼神の居場所をリークしたのは…メデューサだ」
「そんな事って…」
「間違いない。メデューサは情報と引き換えに釈放されたんだ。何故魔女の言う事を真に受け、生徒達は命をかける事が出来る?俺には理解出来ん。とにかく無条件で死武専を信用するのは危険だ」

「急げ、急げ。偽りの皮膚を脱いで肉体の引力に従って歩け。出口を照らす光明が見えてくる」
水面に立つシュタイン
「出口、か?」
そこに立つのは…メデューサ。嗤い声。





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最終更新日  2009年01月21日 10時32分29秒
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