どんぐりでいこう

≪ダンゴム市訪問までの道のり≫ 

キョロ（小5）は、たし算もひき算も、かけ算もわり算も、普通にできます。

でも、AというグループとBというグループがあり、その総数がわかっていて、
AはBより○○多いとき、A（またはB）はいくつでしょう？と聞かれると
まず２で割ります。そして、その差異を足したり、引いたりしてしまいます。

何度かどんぐりの問題で↑このようなことがありました。
5日、ちゃことらさんのわ○●○キッズに参加する道すがら、
電車の中で、その話をしました（ロングウェイだったのでね）。

k　「ちょっと考えてみてくれる？　（紙と鉛筆をバッグから取り出し）
10人の小人さんがいます。赤い帽子をかぶった小人さんは
青い帽子をかぶった小人さんより2人多いです。青い小人さんは
何人ですか？」

キョ「ええと（○を10個描きながら）、こうでしょ～、で、2で割ると5人
ずつになってー、二人引くから、3人」

と、得意気。そのそばからぽよん（小2）が、

ぽ「ええ？　ちがうよ、だってそしたら4人少ないよ」

キョ「え？　あ、そうか。そうだね。ええと、一人こっちで、6と4か。
4人かぁ」

k「そうだね、答えは合ってるけど、今どうやったの？」

キョ「……。あのね、１と9で10、２と8で10、3と7で10ってやって、
4と6なら二人少ない、多いってわかったの」

戦慄……（ムンクの「叫び」）。

この10の合成、分解は幼稚園の早期教育プログラムに
組み込まれていたものなのです……。

幼稚園でおちこぼれてたのに、おぼえているとは……。

そしてそれより何より、何の疑いもなく、2で割り、
条件となっている「二人」の差異とは違うことに気づかずに
3人、と答えたところが哀しい。

ああ、やっぱりがんばらないとだわ。そうこうしているうちに
乗り換え駅がきてしまいました。

前置きが長くなりましたが、そんな経緯でダンゴム市に到着です。

≪ダンゴム市≫

　←のんきなもんだね。↓ダンゴム市の観光案内。

≪2MX25≫ 
ダンゴム市の人口はみんなで720人です。今、男の人の列と、女の人の列に
各々1列に並んでもらっています。列は女の人の列が男の人の列よりも20人
多いことが分かりました。では、男の人の列には何人が並んでいるでしょう。

やや、今日は線分図できましたか。ほう、よかった、2で割ってはいない。
しかし、わかってるような、わかってないような、どう解釈したらいいんだか。
すこーしわかっているのだろうか。答えは合っていますが、かあさん、心配です。

720を10で割って、あとで10倍にしているところも。

キョ「０が少しでも少ないほうが間違えにくいかと思って」

k「もっと大きくてわかりにくい数だったらそれもオススメだけど、
720はそのままでいいんじゃ……。あまりいじりすぎないほうが
間違えないかもよー」

と言ったら赤ペンで「あまりいじりすぎないようにしよう」と
書いている。

なんか、オチコム市。