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眠りの底で

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2008.01.18
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カテゴリ:行き先不明の物語
                    
  
                               (月花13~1はカテゴリー行き先不明の物語) 
  
  
  月花は 電車に揺られてる。 少し 緊張してるかも。
  
  スーツ姿の男が読んでるスポーツ新聞が 目に入った。
  大きく紙面を飾る少年は 先日プロゴルファー宣言した16才。
  きっぱりと自分の夢を宣言した16才の りりしい顔。
  まぶしい うらやましい。
  
  でも 
  夢は早い者勝ち じゃない。
  月花だって きっと 光をみつける。
  光にむかって はばたく日がくる。
  それは 暖かな予感  奥底に灯った確信。
  
  必ずみつける これから。
  
  電車が駅に着いた。 降りる。 
  
  ふと 向かいのホームに立つ女と 目が会った。
  小太りの中年女性。 あれ? 見たことのあるような ないような。 
  中年女性の方も いぶかしげに こちらを見ている。
  二人の間に電車が割り込んだ。 同時に その女のことを忘れて 月花は歩き出す。
  改札を出る。 今日の目的地に 着く。
  
  ポケットの携帯に触れた。
  朝一番 アキから届いたメールが お守り代わり。

  「深呼吸3回 いつもの月花で! 」

  深呼吸3回 して センター試験に 臨む。
  
    ☆   ☆
  

  明日 1月19日は センター試験
  暖かな日でありますように
  交通機関が止まりませんように
  受験生みんなが それぞれのベストを尽くせますように


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Last updated  2008.01.18 00:51:53
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