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March 31, 2006
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執筆前夜で気になった未読の作家にチャレンジ。
エッセイを、と思っていたのだが、手にしたのは対談集だった。
しかも、「負け犬の遠吠え」を前提にした、"負け犬他流試合十番勝負"。
これだけでも面白く、身につまされると言うか、なんだか考えちゃうところがあるのだが、「負け犬~」を読んでからの(読んだ)方が良かったような感じ。
"負け犬"="未婚、子ナシ、三十代以上の女性"にはもうちょっとだけ間があるが、
目前にして読むともっと圧迫されるかもしれないから、今の内に読むべきか?

対談中、何度も"負け犬と(経済格差などによる)負け組はまったく違うもの"と主張していた。
誤解が多かったんだろうなぁ…
条件上では"勝ち犬"でも幸せとは限らない。
女性の晩婚化は女性の社会進出だけが原因ではない。という意見も随所にみられた。

阿川佐和子・
負け犬の先達として面白く本(負け犬~)を読んだという彼女との対談。
負け犬も勝ち犬も五十代になれば歩み寄ってくるとコメント。

内田春菊・
電気釜を買ったらついている昨日はとりあえず使ってみようと思う。といったスタンスで「繁殖」した内田氏。
三度目の結婚直後、仕事も家事もこなせる彼女と酒井氏のそれぞれのスタンスで展開する対談。

小倉千加子・
「結婚の条件」についても対談。

鹿島茂・
対談者中の紅(?)黒(?)一点の男性側の視点として登場。
負け犬大量発生の原因(社会的地位の向上など)を探り、解決策はないかと模索。

上坂冬子・
還暦を迎えたら迷いも期待もなくなって、懊悩から抜け出す。
大先輩からの叱咤激励あり、時代の流れ等についても話す。
「どいつもこいつも何れみんな平等に死んでいく」

瀬戸内寂聴・
源氏物語をベースに光源氏を取り巻く女性対について。
身分の高低、源氏から受ける愛情の多寡や結婚するかどうかは、必ずしもその女性の幸福度合いと比例するものではないとし、紫の上すらも結果的には負け犬と言っている。
幸福は条件によって決定されるものではないとも。

田辺聖子・
「ハイミス」を主人公としたこともある彼女にその頃の「ハイミス」の捕らえ方などについて。
負け犬たちには"自分を楽しめば良い"と優しくコメント。

林真理子・
「負け犬」の視点も、「勝ち犬」の視点も持つ彼女。
結婚に向けて酒井氏の御尻をぺんぺん叩いているような対談。

板東眞砂子・
平安時代からの男女の関係の変化、京女や男性の負け犬についても言及。

総括対談として香山リカ・
どんな人が負け犬になりやすいか、負けに見えた勝ち犬、戦争花嫁、いびつ婚についてなど。





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Last updated  April 20, 2006 02:42:34 PM
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