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January 23, 2009
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三島屋変調百物語事始

・第一話 曼珠沙華
袋物屋の三島屋に主人伊兵衛の姪おちか(17)が身を寄せる。
彼女の実家は川崎宿で旅籠を商っており、三島屋でも行儀見習として女中のように働くおちか。
ある日、伊兵衛に急な用事が入り、彼の碁客のもてなしをすることになったおちかは
客である松田屋藤兵衛(藤吉)から不思議な話を聞くことに―

罪を犯した兄を見捨てた弟の悔恨の物語。
だが、その中の"片恋ながら心を寄せていた男が怒りで我を忘れ、人を殺めた"という件が
おちかの心を動かす。

・第二話 凶宅
叔父から客人の不思議な話を聞くことを命じられたおちか。
今度の客・たかが語るのは時が来ると蔵の鍵が開き、そこに住むように言われた家族の話。

だが、本来の客は家族を無くし、気の病にかかった”たか”を引き取った
彼女の父親(辰二郎)の錠前職人の師匠(清六)の娘の息子・草履問屋越後屋の清太郎だった。
凶宅に家族と心を奪われた”たか”は新たな住人としておちかを誘う。

・第三話 邪恋
凶宅の話の後、気落ちするおちかの話を聞いたのは女中のおしま。
おちかが三島屋に身を寄せたのは、実家の旅籠・丸千で引き取った行き倒れの子供・松太郎が
成長し、様々なことの積み重ねの末におちかの婚約者を殺し、その後、死んでしまったからだった。

親や兄、周囲に松太郎が翻弄されるのを"いい子"のまま受け流していたおちか、
そんな彼女を大事に想い、幸せを願っていた松太郎の爆発、
「俺のことを忘れたら、許さねぇ」と言い残し死んだ松太郎の最期が
おちかに呪いのようにのしかかっていた。

・第四話 魔鏡
三島屋に兄・喜一が訪ねて来ると知って複雑なおちか。
今度の客・お福は生家の仕立て屋・石倉屋が滅んだ出来事を語る。

病弱で、療養に出ていた姉・お彩と兄・市太郎の許されぬ恋、
姉の自殺後、結婚した兄嫁・お吉が姉が宿った鏡を覗き、身体を乗っ取られてしまう。
そして、お彩が宿ったお吉を母親が殺し、兄が自殺。
牢屋に入れられた父親もその後、死亡。

・最終話 家鳴り
お福はその後、許嫁として引き取られた家で幸せになる。
おしまはその家でお福の世話をしていた事から、自分のせいだと責めるおちかに
どうしようもない、止めようもない不幸から立ち直った彼女の話をするよう頼んだ。

三島屋に兄・喜一が訪れる。
彼は旅籠・丸千に松太郎の霊が出たこと、だが、ある日を境に消えた事から、
松太郎の霊が三島屋に出てないか心配になって様子を見に来たのだ。

松太郎の霊は第二話の凶宅に捕らわれており、彼と"たか"の心を取り戻すため、
おちかは凶宅を訪れる。
藤兵衛ら、亡くなった今までの登場人物総動員で凶宅に囚われた人々(霊)を解放。
あの世とこの世をつなぐ道筋でお客を相手にしている凶宅の管理者(?)であった男に
再会を予言されながらも、たかと共におちかは生還する。(霊はみな成仏)





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Last updated  January 24, 2009 01:22:51 AM
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