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お茶かけごはん と ねこまんま

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2008.08.15
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カテゴリ:介護の“か”
昨日姑が、9ヶ月ぶりに一日だけ帰省してきた。
先週の日曜日に面会に行ったとき
本人が「お盆に帰りたい」と言ったのだった。

理由は、去年の11月に姑が入所した一週間後に
一度だけ面会に行ったきり
ちらりとも顔を見せない舅に会いたいから。

正直なところ、たった一日であっても
姑を家で看るのはとても不安だったが
出ない言葉で必死に訴える姑の気持ちをむげにもできず
決死の覚悟で「いいよ~」と言ったのだ。


さあ、そうとなったら大変!
前日は一日がかりで、
ずっと気になっていたまま手つかずの家の掃除と模様替えに汗を流した。

当日の料理は姑が元気な頃のように、さあ焼き肉!
…というわけにも行かない。
柔らかめのおかずを中心に、何品か作る。

・揚げ出し豆腐
・冬瓜と小エビの煮物
・刺身
・豚バラの塩焼き

それから義妹が炊いてきてくれたかしわご飯で
けっこうなご馳走になった。
写真を撮っておけばよかった。

舅は最初、姑が帰ってくると聞いて戸惑ったようだ。
「話しもできん奴がおったら疲れる」
と、相も変わらず身勝手な言葉を毒のように吐き散らしていたが
いざ姑の顔を見たら、そばを離れがたいようだ。

難しい顔で黙りこくってはいるが
姑が居間にいれば居間に
ベッドで寝れば、その隣の自分の布団にと
近頃になく家の中を歩いた。
(おかげで便秘が解消したそうだ。なんとお手軽な便秘なのだ。
 その程度の便秘でふさぎ込むなら
 私なんて世界中の不幸を背負ってるようなものだ)

姑の介助は、昨日は義妹がいてくれたから二人がかりでなんとかできたが
身障者手帳の1級になっただけに、体の不自由度はやはり進んでいて
ホームに入る前は
トイレまで連れて行って座らせればなんとか自分で始末できていたのだが
昨日はトイレに座ること自体がまず大変だった。

意志の疎通もなかなかできず、丸一日一緒にいて姑の言いたいことが分かったのは
3つくらいのものだった。

義妹と二人がかりで「ヘルパーさんって、すごいねぇ!」と言いながら
クーラーの効いた部屋でも汗だくになりながら介助して一日過ごし
夕飯が済んだ後、ドラッグストアで買い物がしたいという姑の願いを叶えて
夜、義妹達と一緒にホームに送り届けると、ケアマネージャーが当直だった。

姑の顔を見て
「わぁー、楽しかったのねぇ。いい顔をして。」
と言ったまではよかったが
「そんなに楽しかったなら、お正月には一泊できるように
 お嫁さんにお願いしなきゃ。」
と、一同揃ったところで言われて困った。

ぱっと顔を輝かせる姑を前に
「いえいえとても…」とは言えず。

しかし、そんなに気軽に一泊させられるくらいなら
最初からホームに入れるはずもなく。
(実際、このお盆で家に帰った人は18人中3人にとどまっている)

入所者の家族にとっては短絡的で配慮のない言葉だったことに
ケアマネージャは気づいていないだろう。

どうにも胸がざわついて、夕べ夢見が悪かったのは
お正月への期待に胸をふくらませ始めたかもしれない姑を残して
家に帰ったせいだと思う。
















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Last updated  2008.08.15 12:35:35
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