奇跡の脳その3
この体験から深い心の平和というものはいつも、だれでもつかむことができるという知恵を私は授かりました。涅槃の体験は右脳の意識の中に存在しどんな瞬間でもその脳の回路につなぐことができるはずなのです。脳卒中で得た新たな発見頭の中でほんの一歩を歩み出せば、そこには心の平和がある。しかし少し昔であればこの人は生きていなかったし、生きていても手術もできず言語は戻らずその状態で、どういうものが存在しているかを伝えることはできなかったと思います。ある意味この人は強制的に7年間の瞑想を行っていたとも言えます。普通の状態では、この心の雑音(声)が延々と邪魔をしている状態で、この存在を知ることはできなかったといえます。言語の遮断、時間の遮断 じつはこれらは作り出されものであることがこのことから読み取れます。今というその時に存在しているもの、言語を作り出すとそれには同時に時間を伴い意味を作り出し、それがわたしを作り出すことになります。それは生きている限り、延々と自分の心に物語を(ネガティブなものを)流し込んで来るのは、瞑想をやっているとよくわかります。今です。今しかないというのは、とてつもなく深い意味があります。それを今をつづけると、言葉を作り出すこと物語を作り出すことができなくなります。いつも人を支配している 左脳の声をだまらせるだけで良いそのようにありました。これは瞑想が行っていることで脳の中の声が黙るようになると、同じものがあらわれてきます。この現象の記録から、これは人類すべてが持っているものと推定できます。だから、あなたはほとけである とか 不完全なものはなにもないとか即身成仏という言葉も、如来蔵という言葉も あなたはもう悟っているとかこれはすべてこれを指している