栗きんとんの謎?
正月料理・おせちのカタログがそろそろ出回っている。それをみていたらちょっと気になってきた。あなたは下のどちらを「栗きんとん」だと認識しますか? 上は岐阜の中津川近辺の銘菓「栗きんとん」下は関東でおせちによく入っている「栗きんとん」である。関東では年末になると、下の画像のやつのパック詰めが、どかっとスーパーに山積みになる。500グラムパックは序の口、800gパックやキロパックが売れ筋で、2キロ程度の大パック~4キロ缶入りなんてのまで存在してしまうくらい人気ものであり、正月料理の超定番である。ところで、昨年暮れ、おどろいたのは大阪では「栗きんとん」が正月料理の定番ではないということ。近くの関西圏で有名な大手スーパー「イズミヤ」のおせちカタログ(なんと「イズミヤ」ネット版が楽天内にあった!下記参照…ちなみに、イズミヤはホテルメイドのおせち等、デパート並みかそれ以上におせちのラインナップが充実している。)を見ても栗きんとんの入っているものは少ない。イズミヤのおせちカタログはこちらどうですか?やっぱりすくないでしょ。栗は単純に「甘露煮」が入っていたり、甘露煮に少し焼き目をつけた「焼き栗」が入っていたりするのだ。金色に輝く栗きんとん…これが正月に確実にお目にかかれる地域というのはいったい日本のどのあたりなのだろうか?ちなみに私は薩摩芋餡をつかった栗きんとんよりも、栗あんに栗がごろごろしているオール栗の栗きんとんの方が好きである。…が、しかし、これは長野では「栗鹿の子」というようである。 小布施堂栗鹿ノ子大モロ画像がないのが残念。クリック先に黄金のオール栗の栗きんとんのありがたい?画像がある。(こう書くとちょっとあやしげだなあ…)さらに疑問は続く…栗鹿の子というと、和菓子の世界でメジャーなのはこれ↓ 栗かのこ 1個 をさすようである。