テーマ:相撲(1569)
カテゴリ:歴史 傳統 文化
若貴兄弟の不仲は今に始まったことではないが、二人とも欠けているのが元横綱としての自覚である。 相撲は二千年の歴史を持つ日本の国技であり、そんじょそこいらの「スポーツ」とはわけが違う。その頂点に立つ横綱が片や相撲界を離れ、片や喪主の座をめぐって兄を批判する。 二子山親方が亡くなった翌日、喪主の座をめぐっての二人の軋轢が表面化。「長男だから」と喪主役を主張した勝氏に対し、部屋を継承した貴乃花親方が反発した。貴乃花親方はこの日も記者団に「身内なら世間での立場を理解してほしい。彼は相撲界から身を引いているのだから、親方衆にも失礼でしょう」と兄を批判した。これは貴乃花の方が間違っている。花田家の葬儀は長男の花田勝が喪主を務めるのが当然だ。それが「世間での立場」というものである。 今後もし日本相撲協会による追悼儀式が営まれるならば、その時は部屋を継承した貴乃花親方が表に立つのが筋であろう。
平成十七年六月三日 James Brown "Maybe The Last Time" を聴きながら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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