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カテゴリ:四季感慨
シニアは何を望んでいるのか。いろいろあるが、究極のテーマはピンピンコロリと在宅医療・介護の実現だろう。
大した持病もなく食欲も旺盛でピンピンしており、ある夜、自宅で好きな音楽やドラマを見聞きした後、床につき、翌朝冷たくなってコロリと永眠する。高齢者はそんな終末を望んでいる。 脳梗塞や心筋梗塞が原因で寝たきりとなり、暮らし慣れた自宅を離れて病院で何年も過ごす。あるいはアルツハイマーの症状が進んで自分がわからなくなり、周囲に迷惑をかける。そんな状態にはなりたくない、とも考えている。 ピンピンコロリを実現するための食生活やサプリメント(栄養食品)、毎日の運動、リクレーションのノウハウ、予防医学、各種健康・補助器具の開発など、テーマはたくさんある。・・・ このように、鎌倉橋残日録 ~井本省吾のOB記者日誌~元日本経済新聞社記者のプログにこう記されている。 筆者も今年の春の感慨として、同じ思いであった。 ■初春や 米寿退翁 生存中 土筆 身体の調子の方は米寿相応の衰えですが、何とか生存を続けています。 学校関係などの近況にこうしたことを書いたりしたのですが、先般NHKテレビで次のような番組が放送され、百寿の時代が始まっているのだということを知った。 「“百寿者” 知られざる世界 ~幸せな長生きのすすめ~」 http://www.nhk.or.jp/gendai/yotei/ ------------------ 日本人の平均寿命は延び続け、今年、男性もついに80歳の大台に乗った。 世界最高齢は男女ともに日本人。さらに100歳以上の人=「百寿者」の数はこの半世紀で300倍に激増し、5万人を突破した。 多くの人が百寿者として生きる時代が、近い将来到来する。 そうした中で、いま注目が集まっているのが百寿者たちの研究。80~90歳代を境に、それまでの価値観が転換する「老年的超越」と呼ばれる現象や、 想像以上に「豊かな精神世界」に生きていることなど、これまでの「老い」の常識が次々と覆り始めている。 一方で日本は、寿命は長いが、多くが寝たきりで「健康寿命」は短いという問題も抱えている。 健康で、幸せに“超長生き”するための知恵を、人生の大先輩である百寿者たちから学ぶ。 日本という国では百寿ということは身近であるということを思いながら、兼ねて読んだ一句を思い出した。 ■望むらく ピンピンコロリ 冬日照る・・・・・・・・・・土筆 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年10月23日 14時56分53秒
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