『SFマガジン』2月号 890円
やっと読めた<谷甲州特集>谷さんの連載は読んでなかった、実は。生活が忙しいと月間の連載小説って、集中力がないと読めない。今回は、意を決して読んでみよう。「葛城天狗」吉野古道が舞台なのか。歴史に疎いわたしでも、舞台背景がよくわかる描写ではある。ふと、自分の好みを思ったら、こういう伝奇もののほうが好きなのかな、戦闘ものより。銀英伝より創竜伝が好きというのと同じ理由で。でもこれから先、読み続けられるだろうか。「罪火大戦ジャン・ゴーレ」田中啓文…グロい。田中啓文なんか嫌いだ。発想は凄いけれど。かつての筒井康隆より凄い…が、もう読みたくない。でも、来月号もまた読んでしまうのか?怖いもの見たさで。「天体の回転について」小林泰三はあとまあくがいっぱいの物理の講義ですか。ひえ~!「午前の幽霊」津原泰水SFは絵だねえ。トランスジェンダーが題材になっていても違和感ないのは、フィクションだから?「シュレディンガーのチョコパフェ」山本弘つい、どんぐりさん夫妻を連想してしまいました(^^;。ところで、最近のオタクは相手のことを「おたく」って言わないの?「あなた」とか「君」って、普通に呼んでるのかな? 最近、オタクな人と対面で話したことないし、大概名前で呼んじゃってるしね。しかし、こういう状況を、簡単に想像できてしまう自分の思考回路も、妙な感じではある。<飛ばされて行く先>タカノ綾今回は「アド・バード」(椎名誠)がテーマ。あれは、冒険小説だと思った。少年が大人になっていく過程。椎名さんらしいと思ったよ。京都SFフェスも参加してみたいイベントではあるが。<デッドフューチャーReMiX>永瀬唯いや~、小松左京さんてそういう方だったのか。作家の作品以外、作家そのものに興味はもたないほうだったから、まったく気にしてなかったけれど。作品が書かれた背景とか、作家の心情とかを読み解くと、違った場面があらわれるわけね。ま、そういうことはあまりしてる暇ないけれど。それが、評論家の仕事なのかもね。**************************Topの「SFを応援しよう」のバナーは作家 菅浩江さんのサイトからお借りしております。