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2007年10月15日
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カテゴリ:SF
専門書は、普通には売っていないので、取り寄せてもらう。届いたのが8月の半ばだったような・・・
しっかりと読むぞと意気込んだら、2ヶ月もかかってしまった(^^;

<文学にとってSFとは何か>巽孝之
SFとは、手段のことなのか? ひとつの具象を、あらゆる方向から捉えるための。そのひとつが「境界知」と言うものだと。
――「境界知」とは、単に異文化に接したときなどに感じるギャップへの「違和感」を克服するだけではなく、むしろ違和感を居心地の悪さのまま刻々と操り、社会を生き抜いていくための知能をさす。(後略)――そして、その使い方とは――「ふつう」になじむために違和感を押さえるのではなく、むしろ違和感を育む境界知を武器にして「ふつう」のほうを造り替えてしまうこと。(後略)――なんだろうか。

つまり、「自分の日常がSFなのよ」と、言い切ってもおかしくない?←SF者の開き直り(^^;

『フランケンシュタイン』が人類最初のSF・・・SF者ならではの発言か(^^;

シンポジウム<人類にとって文学とは何か>小松左京、瀬名秀明、スーザン・J・ネイピア、巽孝之
巽さんの発言「(前略)かつて19世紀末の唯美主義作家オスカー・ワイルドは『日本というのはそもそも誰かがでっちあげたしろもの(a pure invention)にすぎない、じっさいには、日本などという国もなければ日本人などという国民も存在しない」と述べましたが、さて90世紀末にインターネット社会を予言したサイバーパンク作家ウィリアム・ギブスンは『日本人は未来に住んでいる』と発言しました。(中略)西欧近代の産物である文学が日本を、いや広くアジアを1種のエイリアンの住むSF的異世界として表象しがちであるという傾向(後略)」
日本って、やっぱり不思議な国?
「境界知」というのは瀬名さんの造語だというのだけれど
瀬名さんの発言から「違和感というものが人間の知能の本質のひとつだと思っていて、これまで違和感はないほうがいいと思われていましたが、あるのが普通なんだと逆転の発想で捉えたいわけです。違和感同士が次なる創造性へと発展してゆく。境界の知ということで「境界知」と名付けたのです」

違和感・・・おそばの上にコロッケが乗っかっているというのは、とても違和感があるのだけれど、それがメニューとしてあって、食べて美味しければ、馴染んでしまう・・・という感覚でしょうか(^^;

難しい話は、さらに続くのだけれど、読むのに精一杯で、理解するまでには至ってないよね、きっと。

あと、SFマガジンでお名前をよく見かける執筆人の論評が掲載されているのだけれど、ここ数年分のSFマガジンを凝縮したようなないようで、ひとことで感想は述べられない。自分の無知も手伝っているけれど(^^;

<日本SFは150年になる>長山靖生
大江健三郎をいかに取り込むかもSF史にとって重要だ。語に付随するイメージによって、あるいは大江健三郎自身は否定的な意味を見出すのではないかと危惧しつつ敢えていえば、大江作品の想像力は民族的で土俗的な豊饒さに溢れており、三島作品よりも遥かに幻想的で神秘主義的である」という評価がなされているけれど、大江さんご自身は、ご自分の作品をSF史の中に組み入れられてしまうと言うことを、どう思われるのかな? 安倍公房さんが、SFを手段として自身の作品の中に取り入れてはいるけれど、それと同じような意味なんだろうか?

こうやって、引用ばかりしていてもしょうがない。そのうち、べつなところにまとめてみよう





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最終更新日  2007年10月15日 15時09分06秒


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