フリが入ったら・・・
ノリの一種として、「絶対やるなよ!絶対やるなよ!!!」なんてセリフがあるが、あれは「やれよ」に聞こえるよね。こうゆうのを「フリ」って言ったりするよね。「話を振る」と同じ意味合い。「フリ」が入ってないのにやったら、状況によっては、単なるお馬鹿になってしまう。でも、「フリ」があってやるから、意味がある。英語でも、地理でも、この「フリ」ってやつが、論理的に解く上で重要なキーになるのではないか、と思う。グラフや表がフリになっていたり、本文中の別の文がフリになっていたりする。そのフリと関連していないことをやると、「なにそれ?」って空気になるのと同じ。グラフ、表、別の文をフリとして、つながりのあるものを選ぶ。なかなか文章を読んで解く問題が出来ない人ほど、この「フリ」を無視してしまっている。特に昨今の英語は、この「フリ」をちゃんと考えないと、非常に選びにくい選択肢がたくさんある。行間を読みすぎて、この選択肢もいける!あれ?この選択肢もいけるんじゃん??と深読みし過ぎると、どの選択肢を選んでいいのかまったく判断できなくなる。その場合、「フリ」の有無を確認したらいい。「フリ」のない選択肢を選ぶと、論理的につながらない、とか意味的にうまく合わない、とかそういう解説の書かれる選択肢を選んだことになる。空気を読む、という表現をつかった生徒がいたが、言い得て妙だろう。英語の選択肢を正確に選択する能力は、昨今の崩れた言語力(またはコミュニケーション力)を矯正する意味で、意味のあるものなのかもしれない。