音読の大切さ
音読しなさい!と言われたことはあるだろうか。高校生に聞いてみると、今までに「音読しなさい」と言われたことは、大抵の子が「ある」という。しかし、実際、音読をやっていない子は多い。考えられる理由は、・なぜ音読をするべきか知らない・そもそも音読の仕方をしらないこの2点です。「音読をしなさい」と言われていても、その2点がわかっていなければ、音読する時間を確保しようとすらしない。音読をする際は、事前に、文構造、単語を確認しておき、文章の内容をひととおり知っておく必要がある。疑問点を解消しておき、あとは覚えていないだけ、という状況が前提だ。そうしないと、意味のわからないものをただただ読むだけになり、呪文を読んでいるにすぎない。何度も何度も繰り返し読むことで、わからなかった文構造や単語を、覚えているレベルまで昇華でき、今後、同じものが出てきたときにスムーズにわかる状態がつくれる。また、黙読ではなく、音読にすることで、文章を戻って読まないようにすることができる。戻って読むということは、それだけ読む時間がかかる。物理的にも、読んでいる部分が増えてしまう。音読の場合、戻って読むことが減り、自然と前から順に読むことになる。また、瞬時に、句や節の塊を見抜く訓練となり、一単語ずつゆっくり読むよりも、すばやく読むことになる。複数語を一度で読み理解できれば、それだけ読むスピードはあがる。なんで音読なの?と思う人は、聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥精神で、理由を聞いてみてほしい。そうやって納得した上で、自分の実力が向上することを理解した上で、しっかり音読しよう。何をどれくらい読むかまでしっかり決めて、一日の中に、音読の時間を確保しよう。習慣化するまで、ひとふんばりだ。音読をしないと、変なそわそわ感があるくらいまでいかないと。さて、ひたち野で、生徒に音読の話をきっちりしたが、まだ習慣化まではいってない様子。顔を合わせるたびに聞いていき、その子の生活リズムに合うようなやり方を提案しないと。イーズで音読したくなったら、空き教室使っていいからね!!!