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カテゴリ:円陣闇丸・奈良千春
岩本薫:原作 奈良千春:絵
「月夜ばかりじゃないぜ」★★★★★(★4つと1/3) 幻冬舎(ルチル文庫) 新宿を仕切る「神武会」組長の息子に生生まれながら、やくざが嫌いな檜垣鳴海は、探偵を生業としている。 鳴海の事務所になにかと顔を出すのはかつての「守り役」で「神武の虎」と恐れられている若頭・甲斐柾之。 十七の時、十歳年上の甲斐への想いを自覚し振られた鳴海だったが、その想いを諦められず……!? 書き下ろしを収録した待望の文庫化! 岩本さんはたくさんいらっしゃるBL作家さんの中でも大好きな作家さんのお1人。 今回は挿絵が奈良さんということもあってとても読むのを楽しみにしてました。 また、取り寄せ中に既に感想を書かれてるお友達のとこでもなかなか評判が良くて、 それも楽しみのうちでした。 んで、一昨日届きまして早速読んだのですが、私の中では久々にヒットでした 次々CD化されています「ロッセリーニシリーズ」は友達から借りて読んでいる身分なので、こういうのは除外しまして(笑) 先月は「プリティ・ベイビィズ」を読んだのですが、 岩本さんの文は私はとても読みやすくて読み始めるとスイスイと読めてしまう方なんですが、 「プリティー~」も大変読みやすく面白かったんですが、続きになっていたこともあってか? 私的には今回の作品の方が面白かったですね! 大好物な主従モノだったというのも大きかったかな? BLでは割によく出てくるシチュエーションである893モノでも、大きな抗争も無く、主人公の鳴海の探偵業に焦点を定めて、それにちょっと893テイストが盛り込まれていて、 そんな中で、かつての守り役の甲斐との間を縮めていきやっと恋人になるまでの過程に絞られていたのも頭に入りやすくてよかったのかもしれません。 ただ、やはり毎回思うのは どうしてもこういう話は受けか攻めのどちらか一方の視点から書かれているケースが多いので(今回は受け視点)、攻め様の気持ちが掴みづらく 特に甲斐のように言葉少なめ性格の男だと、ラストの告白部分にくるまで相手をどう思っていたのかが若干わかりずらいのが難点? もう少しせめて行動の端々にもう少しキーワードを散りばめてくれると私は萌えるんですが なので、個人的に読んでいてワクワクしてしまったのは(笑)、 書き下ろしの「月夜の秘め事」の方でした! こっちはかなり私好み 嫉妬する攻め様は大好物だぁ~~~♪ 個人的に岩本作品で私が大好きなのはこの2作品です。 「不器用な純情」(円陣闇丸:絵) 「13年目のライバル」(Lee:絵) 13年目のライバル やや古い本なので「不器用~」の方が若干手に入れにくいのかしら? 私はこの作品が岩本作品との出会いでした(確か) 残念ながら楽天さんではヒットしませんでした。 でも、古本屋とかならあるでしょうね! 円陣さんの絵がまた素敵なんですよね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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