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2012.01.31
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カテゴリ:カテゴリ未分類
高岡ミズミ:原作 朝南かつみ:絵
「ワイルド&セクシー」 A寄りのB’
大洋図書






二十八歳になる一宮悠介は、これまでいい恋愛をしてこなかった。だから、今度恋愛するなら長くつきあえる相手がいい、ずっとそう思っていた。そんなある夜、傲慢なまでに自信にあふれた男、湯川と出会う。二度と会いたくない、そう思わせるほど第一印象は最悪だった。それなのに、気がつくと一宮は湯川のものになっていた。「俺と寝ながら、他の奴とも寝るなよ」
好きとも愛しているとも言わないくせに、湯川は独占欲を見せる。しかし、湯川には人にはいえない秘密があるようで…… 甘え方がわからない猫と、不遜な男の恋が始まる!!






「積木の恋」も買いましたが、今回の作品の方が1ヶ月後。そして



最新刊である「神に弄ばれた恋 ~Andalucia~」は購入していないので、
私が発売日にゲットした本の中では一番最後に購入した、亡き朝南かつみさんの挿絵本かもしれません。

なかなか読書する時間が取れないので、知らぬ間に積み本の中に埋もれさせてましたが、先日またちょっと整理をしていて見つけたので早速読んでみました(^^)




BLコミック&小説において、私は割に雑食の方だと思ってます。
最初の印象が強過ぎてどうしても手を出せない数人の作家様以外は、面白いと聞けば手を出す方で。
最近は収納場所が無くなってしまったので、極力目を瞑って知らないフリをして通り過ぎますが(爆)

あと、作品によってハマるハマらないという振り幅が大きい作家様も皆様の感想待ちにしてリアルタイムでは買わない子です(^^ゞエヘヘ



なので、実はミズミさんの作品はお久しぶり。

 闇夜のサンクチュアリ (キャラ文庫)

これ以来10ヶ月振りかも(^^ゞ




当然(スミマセン)、作家さんというよりは朝南さんの絵目的。
珍しく?(笑)表紙絵が肌色率少ない!
しかし、表紙をめくればいきなり肌色(≧m≦)ぷっ!

いや~本当に色っぽい。

そして、猫っぽい受け絵が朝南さんの一番のお得意なのでは?といつも思うほど、猫そのものの表情に、今回も射抜かれました。






内容ですが、面白かったです。
久しぶりに手元に残してもいいなと思える1冊でした。


母を病気で亡くして天涯孤独の身の一宮(父親は名前も顔も知らない)
現在は前オーナーから譲り受けたバーを運営している。

恋愛に関してはゲ○という事を抜かせば至ってノーマル


だが、今まで辛い恋しかしてこなかった。
だがら、次誰かと付き合う時は長く付き合える相手・・・そう決めている。
だから、以前のように簡単に誘いにはのらない。



そんな一宮が、知り合いの神山の招待で店に行った際、湯川という相手と出会う。
第一印象は最悪で。
しかし、なんという運命の悪戯なのか?その後も偶然に湯川と再会してしまう。
場所によっては土屋と名乗っていたり・・・得体の知れない男。
なのに、気付けば抱かれてしまって。
経験が無いという割に上手い彼のテクニックに思いっきり泣かされる一宮


しかし、何か彼には秘密があるみたいで・・・



一宮の方は、母を亡くした後、母の友達であり893の組長である斉木が後見人として面倒を見てくれ、大学まで出してくれた。
だが、大学卒業を機に援助を断り、いろいろ経て今の仕事に付いている。
4年振り、母親の十三回忌を共に墓参りした際に。斉木から生前分与と父親の名前を知りたくないか?と聞かれる。

その際は両方とも辞退して帰っていくが・・・


目撃してしまった湯川が待ち構えていて、斉木の事他、質問攻めにされると共に告白される一宮
その頃には湯川を拒めきれない感情に気付いていた一宮
今度こそ本名を明かしてくれた湯川に抱かれる


だが、どうやら湯川(本名:桐谷円次)が追いかけているらしい事件に一宮は巻き込まれてしまい・・・



こんな感じで話が進みます。
そういう意味じゃ事件モノBL


桐谷の職業も実は公安。
テロ集団を一網打尽にしたくてあちこちに潜入し、その先で一宮と出会ったんですね。

なので、実は事件に巻き込まれた際に裏切られた!と思っていた久世も実は桐谷の仲間で、潜入捜査をしていたり
最後まで読むとやっとモヤモヤした部分もスッキリ解決な流れ。

久しぶりの高岡さんの事件モノBLはこういうどんでん返しも含めて面白くてグイグイ一気読みでした(^^)



今まで信じられる相手と恋愛してこなかった一宮もやっと長く関係を続けられそうな桐谷というパートナーも得ましたし。
ただ、今後1つ心配なのは、桐谷の父親が元警視総監だという点。
この辺が、2人の間に暗い影をもたらさないかな?ちょっと思わないでもありますね。


一宮の方も、一度は拒否った実の父親の名前と顔を斉木から教えられ。
死ぬ間際の母の言葉の意味も知って。
とりあえず、今回に限ってはいろいろハッピーエンドで終わりました(^^)



愁堂さんの「罪シリーズ」&「淫らシリーズ」
いおかさんの「真昼の恋シリーズ」等々

今回もですが、単に相手が893で巻き込まれて恐い目にあう受け・・・も嫌いじゃないんですが、
今回のも含めて火サステイストが盛り込まれたBL作品って好きなんだなー!と改めて実感。

ただ、シリーズが長くなるとちょっと失速してしまうので、本当は惜しまれつつになるよう、頃合いを見計らって欲しい気はあるんですけど(^^ゞ

もちろん、終わる時は寂しいですけど。

でも、ダラダラと続けて、ハマった当初より追いかける気力が失せかけてる作品ってBLの中じゃ結構いくつもあるので。


この作品はどうなるのかな?
でも、朝南さんが亡くなられてるから・・・これで終わりかな?
あっても同人のみだけとか

それもまたイイのかもしれませんね。




あ!この作品、ちょっと登場人物が多いですが、CD化されてキャストが良かったら買っても良いなくらいにはお気に入りです♪





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Last updated  2012.01.31 04:17:23
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