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2012.06.03
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Fate/Zero 2ndシーズン 第22話「この世全ての悪」


「私が聖杯を託すのはただ一人。断じておまえではないわ」

いよいよ、聖杯戦争も佳境に突入☆


公式HPより


未だ、アイリスフィールの消息がつかめず、憔悴しきった表情で冬木市を探し回るセイバー。しかし切嗣はセイバーに見向きもしない。
一方、戦う意義を得た綺礼は、切嗣を待ち受ける。
第四次聖杯戦争の最後の一日が幕を開けようとしている。
そんな気配を感じ取ったウェイバーもまた、決意を固める。




やっとの思いで家に辿り着いたウェイバー
すると、彼が暗示にかけている老人が屋根へと誘う。

朝、一番の光を浴びるには最適な場所なのだと。
ライダーにも勧められ、渋々屋根に上がる
自分の孫だと思っている老人の言葉に適当に合わせる

「本物の孫たちはこの屋根に来てくれた事なんぞ1度もないよ」

いつの間にか暗示が解けていたようだ

「怒ってないんですか?」

妻のマーサがよく笑うようになったから感謝してるくらいだと微笑む
そしてもう暫くこのままでと言ってくれた老人にウェイバーは約束できないと答える。
生きて帰ってこれる保証はないから

「人生、長生きした後で振り返ってみればな、命とはかりにかけられる程の事柄なんて結局のところ1つもありはせんものじゃよ」



山蔵円

切嗣は綺礼を求めてここにやってきた。
しかし、ここか冬木市民会館のみ
切嗣はここが最有力だと信じ待つ。
舞弥がいない今、二手に分かれる事が出来ない。

「また、1人になったな・・・」

うーん・・やっぱりここにきてもセイバーはテリトリー外なんですね(>_<)

そこに中間報告にやってきたセイバー
だが、それに対しても一言も声を発さない切嗣
セイバーも感情の入っていない報告を終えると再びアイリを探しに戻る。


「女。聞こえているか女」
「言峰綺礼・・・」

以前、キャスター達が隠れていた場所にいた

「私が聖杯を託すのはただ一人。断じておまえではないわ」

アイリに勝利宣言する綺礼に気丈にそう答えるアイリ。
覚悟する事ねと
だが、私にとっても福音。切嗣は自分が思っていたような男だったと平然としている綺礼。
しかし、その言葉に対し、切嗣が綺礼を見抜く事はあっても逆は無いと言うアイリに、綺礼はアイリの首を締め上げる。
そして自分とどこがどう違うのか問う

「答えろ!衛宮切嗣は何を望んで聖杯を求める?」
「衛宮切嗣の悲願は人類の救済。あらゆる戦乱と流血の根絶、恒久的世界平和よ」

顔を上げ、綺礼の顔を正面から見据え、笑顔さえ浮かべてそう答えるアイリ


「・・・なんだそれは・・・」
「おまえにわかる筈もない。それがおまえと彼との差」

闘争は人間の本性。それを根絶するという事は人間を根絶すると同然
理想として成り立っていない。子供の戯言と言い切る綺礼

「だからこそ彼はとうとう理想に縋るしかなくなったのよ!」

いずれ失うとわかっていても愛さずにはいられない人
優し過ぎる人と言うアイリに、わかったよといいもう一度アイリの首を締め上げ絶命させてしまう

「よくわかった。それが衛宮切嗣か」

戦う意義をついに得たと嬉しそうに笑む綺礼
切嗣の理想を。聖杯ごと目の前で木っ端微塵にすると



夜、気付くとイリアスを捲っているライダー

「今夜あたりに決着がつくような気がするのだ」

だから焦らずいこうと思うと答えるライダー

「ここからは本当に強い者達ばかりという事だ」

すると、今まで静かだった町に音が聞こえる。
外には何やら打ち上げられている光が見える

妙な魔力の波動
色の違う2種類の光
勝利と達成を示していた
しかし、教会とは方向が違う
という事は誰かが勝手に打ち上げ、文句があるなら来い!という合図と見たライダー

「今夜は決戦の大一番になりそうだな」
「そうか・・これが最後なんだな」

ライダーの言葉に改めてのろしを見上げるウェイバー

「おおともさ!目指す戦場が定まったとあれば、余もまたライダーのクラスに恥じぬ形で馳せ参じなくてはなるまいぞ」

そして、愛馬に跨る
一緒に乗れと促すが、それにウェイバーは乗らなかった

「ここからは本当に強い者しか居ちゃいけないんだろ?
我がサーヴァントよ、ウェイバー・ベルベットが令呪をもって命ずる。
ライダーよ、必ずや最後までおまえが勝ち抜け!」


すると印の1つが消えていく

waver

「重ねて令呪をもって命ずる。
ライダーよ、必ずおまえが聖杯を掴め。
さらに重ねて令呪で命ずる。
ライダーよ、世界を掴め。失敗なんて許さない」


rider5

全ての令呪を使用し、命じるウェイバーの言葉をジッと聞いていたライダー
これでもうマスターでも何でもない。さっさと行けとライダーに背を向けるウェイバーの首根っこを掴み、強引に愛馬に乗せてしまう。
あれだけ言ったからには見届ける覚悟なのだろうと。

「マスターじゃないにせよ、余の友である事に違いはあるまい」

rider6

そう言ってニカッと笑ってみせる
その顔を見て涙を流し

「僕なんかでイイのか?おまえなんかの隣で・・」
「堂々と胸を張って余にひるいせよ」


「ではまず、第一の令呪に応えるとしようか!」

刮目して見届けよと言うライダーに俺の目の前でやって見せろと答えるウェイバー。
いよいよ、聖杯戦争最期の戦いが始まろうとしていた。




そしてその合図を見て向かう切嗣
最も戦争に似合わない場所に
綺礼がそこに集まるマスターを。自分を殺す目的とわかっていながら。


「言峰綺礼」


そして待ち構える綺礼とアーチャー

「いつになく猛々しい面構えじゃないか、綺礼」

俺はどうすればいい?と言うアーチャーに存分にやりたいなら迎撃に出て貰おうと言う綺礼。
ここを攻撃された際は令呪を使用していいかお伺いを立てると「許す」と。

「今宵の俺は手加減無くいく」

それによって聖杯が壊れようともそれもまた運命と言う綺礼に未だ聖杯に託す祈りは無いのか?と問うアーチャー。
思い浮かばないと返す綺礼。
その答えにやれやれといった様子のアーチャーだったが。
自分が戻るより先にセイバーがやってきたら、バーサーカーと戯れさせるといいと言い残す。
了解する綺礼。
さらにアイリについてアーチャーに訊ねられると殺したと答える。

「生かしておく必要もなかったのでな」

綺礼の返事にフフフッと笑い去っていくアーチャー。




アイリの目の前にたくさんのアイリの出来そこないが積み上げられている。
それを見て涙を流すアイリ

「泣いているの?お母様」

イリヤが杯になってしまう夢を見たと母に縋る
そんな娘を抱きしめ大丈夫と言うアイリ

iri2

「決してそんな事にはさせない。貴女がそれを見る事はないわ、イリヤ」

きっと運命からの枷から解き放たれるーーー

すると、再び自分の失敗作の1つがニヤーと笑い、黒い液体のようなものがアイリを包み始める。

「聖杯の中?そんな筈は・・・」

しかし、無数の腕に引っ張り込まれてしまう

「じゃあ、ここにいる私は・・・誰?!」

そこが聖杯の中だと理解したアイリはポツリと呟く

「終わりは、もうすぐそこまで来ているわ」

iri3




うわーーっ!
とうとう、アイリまでが人の形としては退場
それにしても、ラストのアイリの笑顔が恐いんですけど(プルプル)

しかし、ウェイバーの命令は泣かせましたね。
命令と言いつつ、あれはそうなって欲しいという願いだよね。
そしてわざと突き放して。戦いやすいようにして。自分は妨げにしかならないと思ったんでしょうね。
でも、そんな気持ちを理解して「友」と言い、馬に乗せて見届けろと。
ホント、切嗣とセイバー陣営と真逆ですよ。

2陣営を待ちうける綺礼とアーチャー

さて、いったいどこが勝ち抜くのか?次回はどこが退場していくのか?
ラストに向けて気になってドキドキです(>_<)



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Last updated  2012.06.03 13:04:00
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