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カテゴリ:プロの目
今年度第4回開催は、前半戦は5月16日(日)、18日(火)、後半戦は23日(日)、25日(火)の4日間開催。前・後半共に日曜・火曜の開催です。 今季の馬場傾向に触れておきたい。通常なら「外目好位」が有利な金沢競馬だが、最近は馬場の内目を通った馬の好走が目立ち。コーナーで外を回りすぎると厳しい馬場状態となっている。先々週からは時計の出方がかなり速くなっており、先行馬有利・差し追込馬不利の傾向が顕著に。スピードタイプと器用に立ち回れる馬を重視した馬券作戦が有効と思われる。ただ、これは砂の補充が行われず、良~重馬場での話。馬場が整備され、レース当日にまとまった雨が降るようだとガラっと傾向が変わる可能性もあるので、その辺りは当日の傾向をよく見て注意したいところ。 それでは各日のメインレースの展望を。 1日目(16日)のメインは「金沢ひがし茶屋街特別」(A3・1700m) 底を見せていない昨年の3歳王者セイリュウザクラが遂にA級入り。連勝のここ2走を含め、これまでの内容と時計なら昇級の壁はないと見る。これを倒すなら今季[1][2][2]着と好調で堅実なロンシャンステージ。同距離の前回2着も先週のA2を上回る時計で、3着には1秒2もの差。崩れる要素は見当たらない。他では、ひと息入れて立て直しを図りA3に下がったマリンペガサス、久々で乗り込み不足の前回3着に動けそうなシルキーワイルド、位置取りが悪くなった前回A4から巻き返し必至クイーンズコートが上位候補。 A2を2度圧勝など昨季が強かったタカラトゥルー、元中央OP馬ニシノシタンの2頭が中心。前者は約5ヵ月ぶりの前回も0秒3差の3着と格好をつけ、叩き2走目で再度A4なら期待は当然。後者はひと息入れたものの順調で、1700mの前走も好内容なら先行争い一つ。そしてこれらに挑むのが当地7戦7勝でA級入りとなったナムラエリス。距離延長と力関係は正直言って未知数だが、底を見せていない点は魅力で、上記2頭をマークする形なら逆転も十分。なお、北日本新聞杯の覇者スマートパワーの名前もあるが、29日(土)にJRA遠征(京都)を予定しており回避予定。 サインオブゴッド、ビッグドン、ゲイリーアイトーン、ホーマンブラヴォー、アビリティガーデン(転入)、アウロラプラネット、コーワキング、サムソンリンリン、ケイアイダイコク、グレートキャプテン、ネヴァデザート、トラブルメーカーの12頭がエントリー。現時点で出否は流動的だが、今季初の1500mがポイント。前回の勝ち馬ゲイリーアイトーンはこれまでの実績から距離短縮で更に走れそう。前回は3着に敗れたコーワキングも当地2走目で巻き返しに燃えている。好調サムソンリンリンも本質的には1500m歓迎で崩れぬはず。 本競走の1着・2着馬には次々回の重賞・百万石賞への優先出走権が与えられるが、コスモアブソルート(希望投票)、ジャングルスマイル(希望投票)、ツルギフェロン、ブルージョージ、ティティボス、ベストサウンド、バチェラー(回避予定)、アイアムアスリーダ、ベットボトムダラー、ホワイトチャーム、ドゥミポワント、サウスアミューズの12頭がエントリー。何と言っても注目は当地9戦9勝ジャングルスマイルの挑戦。初のA級戦で一気の相手強化だが、一連の走りと時計はA1通用レベルだけに突破してもらいたいもの。これに立ちはだかるのはコスモアブソルート。前回A4は不向きな1500mで差し届かず2着に敗れたが、今回は適距離と言える1900m。開幕戦の重賞スプリングカップ4着の雪辱を果たすべく、ここで本番への出走権を確実に獲りたいところだ。 ■ 金沢競馬の馬券購入はこちら(会員トップ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年05月15日 16時12分25秒
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