【開催見解】　第15回佐賀競馬は11月17日(土)18日(日)　23日(祝金)25日(日)　12月１日(土)２日(日)の６日間で開催されます。


注目のレースは【３日目】11月23日(祝金)
移転開設40周年記念競走　九スポ杯「第14回九州大賞典」サラ系３歳以上ＯＰ　2500ｍ　(全国地方交流)
九州大賞典は今年から全国地方交流となった。金沢・高知からの登録があり、12頭フルゲートで行う予定。


初重賞狙う【デュナメス】。休養明けを３戦目で勝つ辺りは流石。距離はこなせると思えるし、控えても渋太い脚使える。勝負根性でも上位だろう。


【マイハマドリーム】は前走Ａ２下のＳＴレースで権利を掴んだ。1.2秒ちぎっての圧勝だったし、最後まで伸びる脚は距離こなしそう。４歳馬の若さも脅威。
【メイホウホップ】は経験豊富な９歳馬。距離の実績もあるが、やはり年齢的にも上積みはどうか。堅実に脚は使えるのだが。
【アポロヴァンドリーム】は金沢からの挑戦。Ａ２クラスでは[2]着に食い込んでいる。ＪＲＡ１勝、園田準ＯＰクラスを２勝している。５歳馬で底力はありそう。
【セトノギムレット】は南関東からの移籍後をひと叩き。スタートは巧く行かなかったが、本番へ向けての調整は意欲的。２戦目変わるか。

【１日目】11月17日(土)佐賀競馬ＩＰＡＴ発売「フォーマルハウト特別」サラ系２歳－１組　1750ｍ

　「フォーマルハウト特別」は２歳特別。距離1750ｍ。12頭の登録。
【ミヤノダイアナ】前走がＪｒ.チャンピオン[3]着。初距離で脚使えていただけに評価も高くなる。まだ４戦のキャリアだし、今から更に力も付けて来るだろう。距離２戦目期待。　
【フレンドクィーン】未勝利馬だが、Ｊｒ.チャンピオン[2]着と堅実な末脚はここでは上位。　
【ハクユウマイスター】デビュー３戦目がＪｒ.チャンピオンだったが、ひと脚は見せていたし、この馬も素質感じられる。　
【エアオリアンティ】移籍初戦が後方からひとマクリ。力強い脚見せた。あの内容なら距離もこなせそう。今年も道営からの移籍馬の活躍が目立つ。力の差はないだろう。
【エスペランサ】ＪＲＡから移籍した九州産馬。ひまわり賞で[4]着している。ダート戦も一度経験しているし、距離こなせればＪＲＡ時の実績上位か。
【センヒメ】道営１勝馬。初戦だけに分からないところはあるが、実績では上記エアオリアンティより上だ。　新規馬も加わって面白い。

【２日目】11月18日(日)「ローズ特別」サラ系Ｂ１－１組　1750ｍ

　「ローズ特別」はＢ１特別。距離1750ｍ。９頭の登録。
【リネンハイブリット】２開催の休み明けだが、昨年秋のロータスクラウン賞の勝ち馬で４歳でもトップクラスの能力。この距離でも力は出せるし、夏場に比べると状態は違うはず。　
【トリックトリート】３歳馬でレース積む毎に距離の対応も出来てきた。1750・1800ｍで２勝を上げたし、折り合う脚も見せている。成長感じられる３歳馬だ。　
【グランデアトレ】前走は出遅れもあって本来の走りが出来なかったが、今度はスタート決めてくれるだろう。鍛えて来たし、スンナリ先手だと怖い。　
【カシノカルミア】この距離でもひと脚見せている。引き続き中間の追い切りの感じも良かった。好位から脚使う脚質も魅力だし、上位の一頭だ。　
【マイネルサンリット】再び57ｋとハンデだが、この斤量でもやれていたし、大きくは影響しないだろう。３・４歳馬との力関係だけか。　
【ビードラスティック】[3]着が続いているが、終いはシッカリ使えるタイプだ。　リネンハイブリットが休み明けだけに混戦模様。

【３日目】11月23日(祝金)「ウインター特選」サラ系Ｃ２－１組　1750ｍ
移転開設40周年記念競走　九スポ杯「第14回九州大賞典」サラ系３歳以上ＯＰ　2500ｍ

　「ウインター特選」はＣ２クラス特選。距離1750ｍ。12頭のフルゲートの登録。
末脚強烈【ライムフレーバー】抜け出しも。追い込みタイプだけに流れには左右されるが、終いの脚は確かだ。崩れはないはず。　
状態上向く【ケージーマサムネ】そろそろ本領発揮の頃。夏場からの立ち直りに期待したい。　
安定した脚【エアガガ】も差のないところ。自在に動けるし位置取り次第では抜け出す力持っている。　
【トシザティアラ】もエアガガ同様に終い使える。位置取れると見劣りない。　
勢い出てきた【マンハッタンクラブ】は伏兵以上の存在。距離も歓迎。　
東海公営からの新規馬【カンパネラ】は差しタイプもそのぶん走りは安定している。距離も合いそうだ。　
抜けた馬はいないだけに面白いレースとなる。

【４日目】11月25日(日)佐賀競馬ＩＰＡＴ発売「霜月特別」サラ系Ｂ２－１組　1800ｍ

　「霜月特別」はＢ２特別。距離1800ｍ。12頭フルゲートの登録。
スーパージョッキー圧勝【レコパン】今回も人気しそう。前走同様にスンナリの逃げが打てそう。３歳馬の勢いからも期待できる。　
同期３歳馬【ブルースイショウ】は移籍初戦をアッサリＶ決めた。距離はこれ位が合いそうだし、更なる上積みも考えたい。　
14勝の底力【シルキーカレント】も差を詰めてくる。前走は佐賀へ帰ってきての初戦、２戦目の走りは違うはず。　
状態アップ【キング】も走りは気にしたい。前走ＳＪでは後方から一気の強襲[2]着。発馬五分だと抜け出してもおかしくない。　
【スリーピークス】も夏休養を２戦叩いた。末脚は戻りつつあるし、怖い存在となる。　
新規馬【ボサノヴァ】はＪＲＡ500万クラスから。芝での実績だが、距離こなせるだけに注意は必要だろう。

【５日目】12月１日(土)佐賀競馬ＩＰＡＴ発売「ターコイズ特選」サラ系Ｃ１－１組　1750ｍ

　「ターコイズ特選」はＣ１クラス特選。距離1750ｍ。12頭フルゲートの登録。
３歳No.３馬【ウルトラキング】の若さ支持。前走は同厩馬の[2]着に終わったが、まだまだ上を狙える能力。今度は決めてくれるだろう。　
同期３歳【タニノユニヴァース】も巻き返してくるだろう。前走はスローペースで流れも向かなかった。先行馬加わった今回は変わる。　
末脚強力【ミヤノストリート】【セルシウス】【マイネルラスター】はキッチリ詰めてくる。上位には絡んでくる。　
勝ち上がってきた【サカエダノハナ】は気になる存在。初距離も折り合うだけにこなしそうだ。素質でも対抗出来そう。　
【ミスファイアー】【ロイヤルキッス】も軽視出来ない。　
メンバー揃って激しいレースとなるか。

【６日目】12月２日(日)「菊池川特別」サラ系Ａ２・３　1800ｍ

　「菊池川特別」はＡ２・３クラス混合特別。距離1800ｍ。10頭の登録。
３歳No.１馬【エスワンプリンス】が登録して来た。黒潮盃（大井）[3]着の走りからもＯＰクラスでも勝てる能力だろう。　
【レイズミーアップ】はＡ２格つけながらＯＰ戦で勝ち負けの実績。エスワンプリンスとの対決は見もの。　
前走意外も【ゴールドレインボー】は巻き返せる力量馬。上記馬に続けるはず。　
【オリオンザピカイチ】も涼しくなって徐々に立ち直り見せている。　
【ウエストキャッスル】【アティロン】もこのメンバーでもワイド圏には絡める力量。
ここは何と言っても佐賀の期待馬エスワンプリンスの走りが注目となるレースだ。


（文：全国公営競馬専門紙協会　田中宏信） 

 

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