今週の福山競馬は12月８日(土)（第15開催３日目）、12月９日(日)（第15開催４日目）の開催です。

メイン競走
12月８日（土）冬籠り特別（サラ系Ｂ１(二)Ｂ２(一)　1600m）
12月９日（日）広島県馬主会会長賞（サラ系Ａ１　1800ｍ）


12月８日のメイン、最終は...

(メイン)【冬籠り特別】
　注目はサバイヴアゲン。転入10戦８勝オール連対と、ほぼパーフェクトな数字だし、近２走は差し競馬で楽勝するなど、脚質に幅があることもアピール。あの内容ならたとえ格上が相手でも逆らえない存在。ただ、気になるのは４連闘。調教でみせる状態は少しずつ下降を感じており、疲れが出てきているのも確か。それなら、格上の安定馬キタイセシャトルで逆転の望みもあるか...。この２頭を主力に、他は横一線。最善ハナが可能となったテラモガルダン、相手緩和でクラシフィカドール、攻め鍛えたビューワールド、他にも前走は審議が出る不利があった下村騎手が合うセトウチダイヤ、マイルならリワードシオンでも互角に渡り合えそう。大穴を狙うなら積極策からのサクラアドバンスの一変を警戒。

（最終）【ファイナルとく戦】
　主役はデビュー２戦目のクリノモンテローザ。デビュー戦を２番手から圧勝で連勝中だったグレイトディッパーを捕らえ、楽勝。クラスレベルが違う勝ち方だったし、調教で見せる伸び伸びとした動きと馬体センスからも、「走る馬」といった感じ。競馬を叩いた効果もありそうで、圧勝といく。相手探しとなるが、転入初戦にひと伸びあったテレフォトグラフを有力視するが、前で競馬をするライザスピリットも力量は互角。好配を狙うなら、降級してきたアグネスビスタが馬体が絞れると一変もありそう。


12月９日のメイン、最終は...

（メイン、最終）【広島県馬主会会長賞】
　菊花賞３着でも、平場の1800ｍならダイワシークレットを中心にしたい。菊花賞は出後れがあったし、自分から競馬を動かしての敗戦。内容は強く感じたし、その後の笠松遠征では上がり36秒台の脚を使って６着と健闘と競馬。帰ってきてからも十分に乗り込まれて疲れを感じない。快速マルサンライナーが抜けたことで、ハナも行けそうだし、初対戦となる最強牝馬フレアリングマリーが調子を崩しているムード。万全で臨めるダイワシークレットに分がある一戦か。[２][３]着探しが焦点。菊花賞馬サマースピードの勢いに乗りたいが、大外枠ではやや詰めに甘くなる面も...。渡辺厩舎の好調馬グラスヴィクター、シルクプレストも互角に渡り合えそう。上位４頭がオープンの常連で、力関係で一枚リードしている感も、不気味なのは相手なりに走れそうな実績馬アドマイヤトリックが前走でグラスヴィクターとも差のない競馬をしており妙味ある。


(文：福山競馬専門紙　福山キンキ　中　宏之)