今週の福山競馬は12月22日(土)（第16開催３日目）、12月23日(日)（第16開催４日目）の開催です。

メイン競走
12月22日（土）冬銀河特別（サラ系Ａ１　1600m）
12月23日（日）キャンドルライト特別（サラ系Ｂ２(一)　1600ｍ）


12月22日のメイン、最終は...

(メイン、最終)【冬銀河特別】
　今回のオープンは前走Ａ１の勝ち馬ダイワシークレットや菊花賞馬サマースピードが不在。ズバぬけた存在はなく、力量接近戦となった。その中でも注目はオープンの雄シルクプレスト。２走前は1250ｍの差し競馬で結果を出したし、前走は正攻法の積極策でダイワシークレットの２着と健闘。まさに好調を感じさせる内容だった。ただ、最近は勝ち星が少なく、絶対視は避けたい。逆転の可能性があるのは、叩き３走目のフレアリングマリー、転入初戦のＡ２を強烈な切れで圧勝したビーボタンダッシュの小嶺勢２騎。どちらもシルクプレストをしのぐかもしれない実力馬であり、頭で狙える。上記３頭以外にも、堅実に差してくるグラスヴィクター、勢いのあるドリーヴァーデン、逃げ馬マルサンライナーなど伏兵も割って入れる。上位は混戦。


12月23日のメイン、最終は...

（メイン）【クリスマス特別】
　このメンバーは近走の成績を見るとほとんど連対している馬が見当たらない(11月18日にビクトリーロマンの[２]着のみ)。力量差のないメンバーであり、どの馬からも狙えそうだが、人気になるのは、ひと息後だった前走を見せ場十分の[３]着に寄せたビューワールドとゲートが開いた後のダッシュ力が格段に速いビクトリーロマンだろう。まず、ビューワールドは目一杯の追い切りで臨んだ前走を久びさに好内容の競馬。そして今回も十分な乗り込みと目一杯の追い切りを消化し、意欲満々の態勢。叩いた効果も見込め、チャンス到来。ただ、死角もある。序盤が掛かるタイプの差し馬であり、最内枠を引いた事で競馬が難しくなりそう。当日は雨予報でもあり、危うさも感じる。むしろ無難なのは逃げるビクトリーロマンかもしれない。競りかけくる同型に強烈な強い馬は見当たらないし、当日は高速馬場になりそうで、逃げ馬有利の馬場になりそう。マイルだと終いが甘くなるのは確かだが、それでもペース、メンバーを考えれば残り目は十分あるだろう。もちろん、上記２頭で絶対ということはない。差し馬セトウチダイヤ、追込みリワードシオン、近走は出後れが敗因クラシフィカドールでも十分出番はある。さらに追い切り、走りとも上向いてきているエルブールズが穴で最も不気味。

（最終）【ファイナルとく戦】
　中心は転入２戦を[３][２]着と手堅く走ったテレフォトグラフ。近２戦は勝った相手が強すぎたが、今回はその馬が不在。タイム比較でも優位な立場にあり、ここは勝てるところ。相手で恐いのは同じ門別出身ザズダロビア。調教の走りをみると、クセがありそうだが、素軽い跳びをみせ、走りそうな雰囲気。当地向きの先行力もありそうで、相手筆頭に。あとは前走３歳４組で[１]着ライザスピリット、[２]着アートオブファズが有力。あえて好配を狙うなら最近は毎回見せ場を作るようになったアサノエスペランサ、後方からでも寄せる脚はあるキリシマアイを押さえたい。


(文：福山競馬専門紙　福山キンキ　中　宏之)