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2005年04月01日
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カテゴリ:あめりかの色々
今アメリカではこの問題が毎日のようにニュースで取り上げられている。おととい、ついにチューブは外され亡くなられた。とても残念なことである。しかし、アメリカの世論としては、まず、個人の問題に政治がかかわりすぎ、ブッシュまで出てきてこんなに大騒ぎすることではないと。そして、最近のタイム誌のアンケートによれば、大多数のアメリカ人はもし自分がテリーさんのような状態になったならば、延命措置は外して欲しいと思っているという結果が出ている。つまり、今回の件についてはやりすぎだということ。尊厳死自体の問題はこれからも論争の絶えない問題であると思うが、私の意見として、まず議会や連邦裁判所がかかわる問題ではないと思う。共和党保守派議員達はいい絶好のチャンスである。しかしながら、民主党保守派でも同じ事を思ってる人は多いそうだ。まず、どうして連邦裁判所まで関わってくる問題なのか。本来は州最高裁判所で十分な問題なのである。そして、今回の件で一番私が思ったのが、Separation of powersつまり日本語で訳すと三権分立が犯されているのである。今回、連邦裁判所のjudgmentのうちの一人が、共和党保守派だったため、延命措置が外されたり、また付けられたりしたわけだ。これは大問題である。Separation of powersつまりlegislative,executive,judicialこの3つの権利は独立し、お互い権力を犯されてはいけないのだ。しかし、今回の問題で、裁判所の決定権に議会legislative branchや大統領executive branchまでもが首をつっこむという大問題に発展してしまった。私はテリーさんの家族にはとても同情している。家族なら、延命措置を付けておいてできるだけ、生かせておきたいだろうという気持ちがよくわかるからだ。もし、私の家族なら、生きているのならば、また少しでも反応があるのならば、チューブを外すことに反対していただろう。つまりテリーさんの両親と同じことをしたと思う。しかし、7年もの間夫マイケルと家族の間で争っており、テリーさんは延命措置云々にかかわらず、家族が対立することを望んではいないはずである。テリーさんは生前、私だったら延命措置はいらないと言っていたそうだ。今回はフロリダ州裁判所の権限通り、15年にもわたって付けられたり外されたりした延命措置はついに外され、亡くなった。尊厳死という問題は非常に難しい問題であるし、宗教、民族にも関わる問題で、これからもこの論争は続くであろう。living willというものがますます重要になってくると思った。





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Last updated  2005年04月02日 01時34分32秒
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