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カテゴリ:ボルドー:コート・ド・ブール
地元の商店街の酒屋を漁ってみたら発見。以前買ったマルゴーと同じ店の最終店頭在庫。 ボルドー コート・ド・ブール シャトー・ジュナボン・ブランセリー1996 Chateau Genibon-Blanchereau Jean-Claude et Christine Sudre(?) メルロー53% マルベック18% カベルネフラン17% カベルネソーヴィニヨン12% 輸入:有限会社カツミ商会 購入価格:1590円 色は黒みがかった茶褐色。上澄みはエンジ色。 香りはコーヒー、杉、プラム、ブラックベリー、小豆、バニラ? 味は渋味と酸味。余韻に渋味、苦味と酸味。 うおおっ!これは美味いぞ。 渋味が小奇麗にまとまっていて無駄な味が一切しない。 特に香りが嘘をついておらず、複雑な香りと味のイメージがガッチリとはまる。 果実の味がかすれてくる古酒手前ギリギリの段階。最強のタイミング。 コーヒーのような苦味のニュアンスを含んだ渋味とプラムのような酸味とで高度にバランスがとられていて、飲み込んでも口の中に余計なものをほとんど残さない。 欲を言えば余韻にもう少し厚みと、喉越しに滑らかさが欲しいが流石にそれは贅沢言い過ぎか。 コルクの頭にはカビが生え、底は真っ黒。理想的な状態で保管されていた事が伺える。 澱の出方もかなりのもので、色からも察するに多分熟成のギリギリライン。 料理とは合わせず、単独でじっくり味わえるタイプのワインになっている。 この価格で(多分永らく入荷当時のままの価格で放置され続けていた)この化け方は脅威的。 地元の商店街恐るべし・・・もうちょっと本腰入れて探ってみるか。 これはもう値段以上。確実に購入価格を1200円以上は上回った。 これこそが熟成ボルドーの味。こういうのに逢えるから90年代を諦め切れないwww。 でもこれ、もはや日本では売ってないっぽいな。リピートできないのが実に残念だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008/02/23 03:19:44 AM
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