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カテゴリ:イタリア:ヴェネト州
イタリア ヴェネト州 DOCヴァルポリチェッラ ヴァルポリチェッラ・クラシコ・スペリオーレ・リパッソ2007 Valpolicella Classico Superiore Ripasso コルテ・レングイン Corte Lenguin コルヴィーナヴェロネーゼ、コルヴィノーネ、ロンディネッラ、モリナーラ 割合不明 発酵後にアマローネの澱を加えて再発酵、容量約500リットルのスロヴェニア産トノー樽熟成12ヶ月 アルコール分13.5% 輸入:有限会社 土浦鈴木屋 購入価格:2371円 色は濃い赤紫。 香りはブラックベリー、カシス、カカオ、アンズ、革、餡? 味は薄い渋味と甘味を伴う酸味。余韻に甘味を伴う苦味と薄い苦味。 軽い飲み口。だがこれは経年熟成とは別に、元々こういう傾向のものと思う。 ベリー系果実に革や土っぽい香りで、一瞬メルローの様にも感じた。 余韻もやや苦味が伸び易く、樽の感覚が残る(?)。 フルーティーさは健在で、樽感が見え易い点を除けば、これまで飲んできたヴァルポリチェッラの線上のワイン。 この苦味の絡み方がスペインの赤ワインに近い雰囲気。 渋味が有るが、強いものではなく、味の流れを通すための役割。 90分以上の時間経過でも変化は軽微で、安定感はそこそこ。 だが、飲んでて そんなにありがたみ無いよなぁ。 完全に好みの問題になってるが、先日飲んだムラーリのリパッソと同じ欠点を感じる。 軽いままで良いはずのワインに余計な重さを持たせて、わざわざ馴染むまで待っただけ、という余計な事してる感。 一応、美味いといえば美味い。 渋味控えめで酸味もそれなり、比較的万人向けで結構飲める方。 最後まで注いでも澱はほとんど無し。 だが香りといい、味といい、手間と力をかけてつくったと思える程の美味さではない。 代わりになれる様なワインが一杯浮かんで、あえてこのワインを選ぶ理由が分からなくなる。 もっと渋味に厚みが有って良いならボルドーの右岸を、樽感が気にならないならスペインのクリアンサ格のものを、もっと果実感が必要ならイタリアのもっと中~南部のもので。 どれも要らないなら精々1280円位の通常のヴァルポリチェッラのボトルで必要十分だと思う。 1280円位で、似た様なワインが容易に手に入る。 料理は、甘味と苦味を持たせつつ、旨味を上手く引き立たせられるものが最良。 塩とニンニクは基本として、肉は軽く焦げ目が付く位には強めに焼いたものがいい。 焦がしにんにくのベーコン&ペペロンチーノ、または強火で焼いたハンバーグとかでもOK。 料理には、酸味はさほど重要ではない。塩より醤油の方が合いそうな部分も有る。 正直、値段以下。 2007年ヴィンテージという約9年経過のレア感を乗せても、精々2000円位。 感覚的には1780円前後。1780円なら納得したのか?と言われれば、それも何とも言えない。 どうやら、ヴァルポリチェッラは、自分には1000円位の安い物の方が好みに合い易い様だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016/07/22 03:57:10 AM
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