コーチ賢ちゃんの「コーチング談義」

　私は、コーチングを学ぶまで幸せに３種類あることを知りませんでした。これは目からウロコで、深く感動しました。

　そこで、この感動を皆さんに「おすそ分け」したいと思います。

１．今の自分には幸せだが、未来の自分にとっては不幸

　今やってて楽しくて幸せなんだけど、将来の自分は幸せでいられない、という類の「幸せ」がこれです。

　例えば、こんなものが該当するのではないでしょうか？

　「暴飲暴食」は、その時は美味しくて幸せでも、後で「しまった！　メタボリックになってしまった」「胃腸病や糖尿病になってしまった」と後悔したとしたら、それはこの種類に属すると言えましょう。

「シンナー」や「薬物」も、やっている今は気分がハイになって楽しいでしょうが、未来の自分の体をボロボロにしてしまいます。

　「いじめ」や「仕返し」も、その時は自分のストレス解消になって楽しいかもしれませんが、相手の心に深い傷を負わせ、人間関係を壊してしまいます。

　「汚職」や「詐欺」なども、その時は人には分かりませんので、得した気分になり幸せ感を味わえるでしょうが、やがてチョッとしたことから明るみに出て、逮捕や処罰を受けて大きく信用を失う結果となります。

　このような目の前の幸せに振り回されて、人生（命・時間）をロスするのは、とっても残念なことです。
　人は失敗してそこから学び成長しますので、失敗そのものが悪いわけではありませんが、「今回の人生」では失った時間を取り戻すことはできません。

　自分が人生かけて成し遂げたいミッション（役割り・使命）が見えていれば、この種の幸せに目を奪われることはなくなるのではないでしょうか？

　そういう意味からも、自分独自の「人生の目的」を明確にし、これを達成した（自己実現・品性完成した）未来の自分から「今の自分」を見つめ、将来そこに到達するために「今何をすることが大切か」を考えることが極めて重要だと、賢ちゃんは思うのですが、いかがでしょうか？

２．今の自分も将来の自分も幸せ

　これは、今の自分が幸せだと感じることを、未来の自分も幸せだと感じられる類の「幸せ」です。

　例えば、「子どもと遊ぶ」が、今の自分にとって「楽しい、嬉しい、愛しい、充実」などの幸せ感を味わうことができ、未来の自分も「いい思い出ができた」「あの時子どもとの時間を持っておいてよかった」と幸せ感を持つことができれば、この類の幸せになりましょう。

　その外に「大切な人の誕生日を祝う」「行きたかったところに旅行に行く」などもこの中に入ると思われます。

３．今の自分には不幸だが、未来の自分にとっては幸せ

　これは、今の自分がこれをするのは苦痛だが、未来の自分が「やっといて良かった」と思える類の「幸せ」です。

　これについての詳細は次回に譲ります。