お寺カフェ
「温泉津町並み保存地区」は世界遺産・石見銀山遺跡を構成する一部です。温泉津はゆ・の・つと読み、文字通り、温泉が湧いています。温泉津温泉と温泉が二度も繰り返されるぐらいですからね、「屋上屋を重ねる」とはこのこと(ちょっと違うって?)。さて、その温泉津の町並みを見下ろす山の中腹に建つのが清水大師寺。境内からの眺めは、まさに「天空の寺院」の趣き。お大師さまですから、真言宗のお寺です。住職の長女で、尼僧の渡利章子さんが、寺の庫裏を開放して作ったのが「お寺カフェ」。「お寺ってどんなとこだろう?と気楽に入ってもらえるよう、いつも開いている入り口になれば」と今春、オープンしました。非の打ち所がない秋晴れの今日、写真の題材を考えていたら、「あ、そうだ。きょうなんか、清水大師からの眺めは最高だろうな」と思いつき、久しぶり尋ねました。山中にひっそり建つお寺ですから、初めてだと道が分かりにくいかも知れません。分かれ道の要所には看板も出ていますが、直接、聞くのが一番ということで、電話は0855・65・3000。 「お寺カフェ」の入り口。手作り胡麻豆腐もあり