「硬かったご飯の思い出」
「硬いご飯」と言えば小学校6年生の時、家庭科の授業でグループでの料理作りがあった。ところがグループの誰も米の研ぎ方を知らなくて仕方なく私が炊飯当番を買って出た。研ぎ方を知らないグループの男子からは「もっと水いっぱい入れて洗わなきゃ駄目じゃないの?」とか雑音も入ってきたが実は私は小さい頃から毎晩米研ぎをさせられていたものだから米を研ぐのは、お手の物だった。そして試食の段になって男子達から「ご飯かて~な~」と言う不満、いやヤッカミの声が出た。その時一人の女の子が「私、固いご飯が好きだな。」と、ポツリと呟いた。その瞬間、私の心はキュンと締め付けられた。しかし、7~8年後にその時の事を訊いてみたらただ単に「本当に硬目のご飯が好きだっただけ」だったようだ・・・。海外旅行は好きですか?