テーマ:海外生活(7798)
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家庭教師の先生のピアスを盗まれた。
2人で楽しく歩いてたリマのセントロ、アベニーダ・アバンカイで。 あっという間に後ろから。 もう、一瞬の隙に近づいて、一瞬の間に後ろから盗んで逃げていった・・・ 土曜の午後。 先生と2人でセントロに行った私。 目的は本を買うこと。 ペルーは読む人が少ないからか、本が高い。 普通の本屋で買うと高いからと、先生がセントロにあるユーズドのお店に連れてってくれた。 ついでに靴べらもあるかしら? あったら買っちゃおう! と、2人で楽しく出かけたのだ。 アバンカイはセントロの東の大きな通りで、面白いものがたくさん売ってる。 ある一角に、スタンプばかり売ってる店が並んでた。 (私)「かえる、ある?」 (店)「あるよ~」 かえるスタンプを見つけて大喜びの私、先生も学校で使えそうなものを楽しげに見てた。 路上で新聞を広げてるお店?がある。 聞くと、『自分が選挙で投票すべき場所を調べてくれるサービス』なんだとか。 明日のリマの市長・区長選挙は必ず投票しないといけない。 でも、自分がどこに投票すべきか分からない人も大勢いる。 だって家を引っ越したってちゃんと住所変更をする人は少ないから。 名前とDNI(身分証明書)の番号から、ちゃんとその場所を調べてくれるサービスがあり、 面白いので写真を撮ってた私。 その横で、一生懸命システムを説明してくれた先生。 その時。 あっ! ほんの一瞬の隙に、その若者はやってきて、後ろから先生の両耳に手を当て あっという間に金のピアスを盗んでいった! そして犯人は人ごみにまぎれて、あっという間に見えなくなった。 どうしようっ! 慌てる私を制し、「早くここを離れましょう」と先生が私を引っ張る・・・ 先生の耳から、ちょっとだけ血が出てた。 そりゃそうだ。 引きちぎられた訳じゃないけど、あっという間の犯行。 耳たぶを傷つけたんだろう。 小さく、でも何度もティッシュにつく血の痕。 痛そうな顔の先生・・・ 私のせいだ。 私が嬉しがってカメラを持ってたからだ。 ただでさえ日本人は目立つのに、ただでさえ狙われやすいのに、 カメラもって嬉しそうに写真撮ってたから、泥棒に狙われたんだ。 (先)「あなたのせいではないのよ。 この通りはいつもよく来るけど、こんなのは初めて。 私がぼーっとしてたからね。 あのピアスは前にも狙われたの。 だから、そういう運命のピアスなのよ。 気にしないで!」 気にするって。 金だけど小さい丸いわっかのピアス、誰でもつけてる目立たないやつ。 それをわざわざ引きちぎっていくように盗るなんて、 最初からずっと目をつけられていたとしか考えられない。 その理由は私だろう。 本当に申し訳なかった・・・ (先)「ここに連れてきてしまってごめんなさい。 恐かったでしょう? あなたにはリマを色々見て欲しいけど、恐がらせるつもりじゃなかったの。 本当にごめんなさいね。」 先生のほうが謝ってしまって、もう本当にどうしていいか分からないよ。 明らかに観光客っぽいことしてた私のせいなのに・・・ 本当に本当にごめんなさい。 (先)「さっ! 早く忘れて、本屋に行きましょう!」 どこまでも気を使ってくれる先生に申し訳なくて、 その後はもちろんカメラを出す気にはなりませんでした。 いつも「Es muy curiosa(あなたはとても好奇心が強いわね)」と、褒めてくれる先生。 でもそれが裏目に出た今日の出来事。 本来なら私が狙われたはずなのに、たまたま先生が身代わりになった。 好奇心も行き過ぎると、ろくな事はない。 今日はそんな土曜日でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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