ひとりごと程度のラジオ生活ブログ

たまには短波放送のおはなしをしようと思います。
今回は NHKワールド・ラジオ日本 NHKの国際ラジオ放送がロシア語放送の時間を追加したという話題です。

既に報道されているためご存じの方が多いと思いますが、NHK ワールド JAPAN の英語テレビ放送について 2022年3月8日頃からロシア国内での配信が停止しました。

↓NHK ワールドのサイトに飛びます。
“​NHK ワールド JAPAN 英語テレビ放送のロシア国内での配信停止について​”

“現地委託先より、配信を「停止せざるを得なくなった」という連絡がありました”と記されていることから、緊迫するウクライナ情勢の影響と思われます。

これを受けて NHKワールド・ラジオ日本では、2022年3月9日から極東向けロシア語放送枠を追加しています。

↓NHK ワールドのサイトに飛びます。
“​ロシアにおける NHK ワールド JAPAN の視聴方法​”

追加放送時間
　UTC 03:30～04:00（日本時間12:30～13:00）
追加周波数
　短波 17560kHz（極東向け）
放送言語
　ロシア語

テレビによる英語放送が出来なくなったことから、短波放送を増強したようです。
追加枠の放送（17560kHz）は、当地（盛岡）ではスキップ現象のためあまり受信状態は良くないですが、電波は弱いながらも受信出来ています。

過去にも NHKワールド・ラジオ日本では臨時送信を行っていたことがあります。

↓NHK ワールドのサイトに飛びます。
“​N​HK ラジオ国際放送のタイ向け臨時送信終了について​​”

この時は現地在留の日本人や旅行者向けに、既存放送時間と臨時放送時間を組み合わせることで 24時間放送（日本語）を行っていました。

IT全盛の時代になっても、テレビ・衛星放送・インターネットなどを停止・遮断されてしまった場合、情報伝達の最後の砦となるのはやはりラジオ（短波ラジオ）なのでしょう。
特に短波放送は小さな出力でも国境を越え遠くまで伝搬します。
現在は短波放送もかなり衰退してしまいましたが、古くてもしっかりと現代においても活躍しているメディアなのです。




外務省海外安全ホームページにも以下の記載があります。

↓外務省海外安全ホームページに飛びます。
“​便利さの落とし穴：電話もインターネットも通じなくなったとき～短波ラジオの重要性を見直してください～​”