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日本の美術と題にあるように、
国宝級の美術品が展示されている。 そのため、自分の好きな分野で見続けるのは、 当然ということになる。 茶の湯なら、長次郎の茶碗を、 下、斜め、様々な角度から観察している。 茶碗だから絵画に比べて展示品が小さいので、 人の群れができることになる。 でも、茶の湯に興味のない人は、 浮世絵の歌麿と写楽のスペースへと急ぐ。 そんな具合で、群れがあちこちにできる。 昨日の写真が図録の表紙である。 対決というコンセプトで見に来たけれど、 実際は対決というより、 両方を見て、もしくは好きな一点を見て、 満足している人が多かったのではないだろうか。 若冲の装飾性の方がいいとか、 長次郎の侘びの方がいい、 という声は聞こえなかった。 見る側にとっては、 どっちがいいとかは持ち合わせていない。 ただただ、好きな絵を拝むというか、 目に焼き付けている感じだった。 画家ぽい人は、 双眼鏡や虫眼鏡いや拡大鏡で、 じっくり見ては、 びっくりしていた。 目が悪いならそれもいいけど、 国宝を真似ても自分のものにはならないと思う。 工芸品から絵画まで、 日本美術の多様性に驚かされた展示会だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 20, 2008 01:36:13 PM
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