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March 2, 2014
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カテゴリ:串田world(都内)
愛しい愛しい作品です。

再演を繰り返した自由劇場人気の作品ですが
今回初めて観ました。

大好きな「上海バンスキング」の
大好きな日出子さんのイメージからすると
対極の松さんを配した2014年のフラッパー、
こんなに違くていいの?という一抹の
浅はかな不安はしょっぱなから裏切られ
極めて心に残る舞台でした。

私が劇場へ足を運ぶのは、こういうものが観たいから!が
すべて、そこにありました。

長い長い感想を書いちゃった!

私の想い出のためと、お仕事の都合で観られなかった友達へと

松本と大阪のチケットを買おうか、どうか迷っている人が
参考になったり、コクーンで観て想い出を共有したい人の為。

だから、これから、まっさらな気持ちで舞台に臨む人には
おおいにネタバレになってしまうので、観劇後まで読まないでね。

ネタバレ覚悟の方はplease

もっと泣いてよフラッパー 千秋楽
もっと泣いてよフラッパー 千秋楽 posted by (C)kikimimiya
劇場自体、ほとんど圏外なので遅めに、
でも5分前には席に着くとチューニングの音。
テンション右肩あがり。
CLUB LA LIBERTE と書かれたピンクとブルーの引き幕。
赤い花が描かれたこの幕を観るのも最後。

夢(絵空事)と現の境界線。
狂言回しのバウバウ小僧(串田和美)が空想の町へと誘う。
登場人物のエピソードをちりばめたオムニバスかつ
絵空事!なので、目の前の世界に委ねていればいいのよ。


1920年、空想の町、風の町シカゴが舞台。
禁酒法の時代のアメリカ、
でも、それは海外旅行に行ったことのない
日本人がイメージするところのシカゴ。

紫地に縞模様のスーツを着た「アラバマのバウバウ小僧」
幕の前でこれから始まる物語の説明を。
活弁士の如き、レトロなご案内。舞台の両袖にしつらえた
バルコニーの上から登場するギャング達。

松尾スズキ@アスピリン率いる黒手組。
対立するは串田和美演じる銀色パパがボスの銀色ファミリー。

黒手組と銀色ファミリーの子分達が言い争い、
バウバウ小僧の口上が彼らにさえぎられる形で、幕があがると
ビッグバンド前に歌い踊る「キャンディガール」

もうこの時点で泣きそうです。あんまりステキ過ぎて。

バンドが居るところは2階建てで、上に佐橋さん達、本職の演奏家。
下には役者さん達が次に登場する役の衣装を着て、楽器を手に。

学生時代から吹いている石丸さんも、
緊張すると音が出なくなる!と言っていた大東君も
(楽しいと音が出る事がわかったという名言も残していたね)
自由劇場のおなじみの面々と並んで演奏している。

舞台上、歌うバウバウ小僧(片岡正二郎)

「何も彼もがすぐにおじゃんになってしまう、
絵空事のウインディ・シティー」と哀愁を帯びた歌にシンミリ。

この後のショーガール達のおしゃべりの中で、
男にだまされやすいキリ―(りょう)をたしなめて
ギナン(太田緑ロランス)が言う。

「男は女に騙されたいんだから、騙されるなんて最低よ」

が、やけに印象に残ったのは、普段は騙したくも騙されたくも
ない、と思っている身には新鮮だったからかな。

(つづく)





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最終更新日  June 6, 2016 02:23:18 AM
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