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カテゴリ:私事
「教育再生会議」なるものが動いているらしい。 「21世紀の日本にふさわしい教育体制を構築し、教育の再生を図っていくため、教育の基本にさかのぼった改革を推進する必要があります」とのこと。 委員の方々は立派な肩書きをお持ちだが、今のところ「授業時間数の増加・夏休みの短縮に土曜日の復活」と、誰でも思いつく当たり前のことばかり。 まずいことは改めなければならないが、学力低下だけを睨んだ安直な改革案しか出ていないことにまず腹が立つ。 さらに、「ゆとり教育」を旗印に推進してきたこれまでの改革が易々と消し去られたことに怒り覚える。 「詰め込み教育や受験競争こそが、いじめや非行の元凶。 だから教科書を薄くして教える内容を減らしゆとりを持たせれば、自ら学び自ら考える生きる力がわいてくる。 しいては豊かな人間性を育むことができる」 なんてアホな筋書きを作り推進してきたのはどこのどいつだ。 いじめも、不登校も、自殺も、殺人も、減るどころか増える一方。 生涯学習に必要な基礎・基本を大幅に削減した上で、「それ以上を学ぶか否かは子供たちに決めさせる」なんて無責任なことをやってきた責任は誰が取るのか。 「業者テスト撤廃」そう言ってテスト業者を排除した張本人が、全国学力調査を発注した先はどこなんだ。 「詰め込み教育」なんて言葉も役人が作った言葉で、子供たちは詰め込みなんぞとは思っていなかったはず。 「受験競争」と言ったって、仕組みがそうなってるんだから仕方がない。 小中一貫校・中高一貫校とニョキニョキ出てくる二つには、かつてのVHSとベータを思い浮かべる。 「特色ある学校づくり」は良いが、国内どこに住んでいようが共通の教育を提供するのが国の役目でしょ。 お金にならず、面倒なことだから真剣に取り組まないんだろなー。 「エグゼンプション」なんて訳のわからないこと言ってないでしっかりやりよし。 「つれづれなるまゝに、日くらし、硯にむかひて、心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。」 正月に、散歩をしながら語った連れ合いの「2007年の展望」は何故か徒然草だった。 「つれづれなるまゝに、出張、パソコンにむかひて、心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、こんなこと。」 そして眠れない夜は続く… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.01.17 02:04:03
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