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カテゴリ:水質の汚濁
大和川が最下位脱出 昨年の水質調査、ワースト2位タイ
国土交通省は、国が管理する全国百六十六の河川を対象に実施した昨年の水質調査結果を発表した。最も水質が良かったのは尻別川(北海道)、荒川(福島)など五河川。最も悪かったのは綾瀬川(埼玉、東京)で、前年ワースト1だった大和川(奈良、大阪)は2位タイだった。 調査は、水質汚染のもとになる有機物の指標、生物化学的酸素要求量(BOD)の年間平均値で比較。尻別川など五河川はいずれも一リットル当たりのBOD値が〇・五ミリグラムだった。 一方、最も水質の悪かった綾瀬川は五・七ミリグラム。次いで中川(埼玉、東京)と大和川の四・六、鶴見川(神奈川)の四・五、牛渕川(静岡)の二・七ミリグラムの順。生活排水などが多く流れ込む都市部の下水道整備が遅れている地域で高く、ワースト5は前年と同じ顔触れだった。ただ、大和川や綾瀬川は過去十年間でBOD値が半減するなど、全般的には改善している。全国千四の調査地点のうち、BOD値の環境基準を満たしたのは88%で過去最高を記録した前年の水準を維持した。 出展(産経新聞) - 9月3日15時43分更新 生物化学的酸素要求量 セイブツカガクテキサンソヨウキュウリョウ 【英】Biological Oxygen Demand [略]BOD [同義] BOD 解説 水中の有機物が微生物の働きによって分解されるときに消費される酸素の量のことで、河川の有機汚濁を測る代表的な指標。 環境基準では、河川の利用目的に応じて類型別に定められている。また水質汚濁防止法(1970)に基づく排水基準が定められている。BODが高いとDOが欠乏しやすくなり、10mg/L以上で悪臭の発生等がみられる。 なお、BODは生物によって代謝されやすい有機物を表現しているもので、代謝されにくい物質は測定値のなかに入ってこない。また排水中に生物に対して有毒な物質が含まれていると、生物の活性を低下させるため、実際よりも低い値となる。 一方、長時間のBOD測定でアンモニアや亜硝酸のような無機物質による酸素消費がみられると、測定値が実際よりも高くなる場合がある。 似たような指標にCODがある。(環境基準では湖沼と海域ではCODで定められている)。これは、河川は流下時間が短く、その短い時間内に生物によって酸化されやすい有機物を問題にすればよいのに対して、湖沼や海域は滞留時間が長く、有機物の全量を問題にする必要があること、また湖沼には光合成により有機物を生産し、溶存酸素の消費・生成を同時に行なう藻類が大量に繁殖していることから、BODの測定値が不明瞭になることなどによるとされる。 生活環境の保全に関する環境基準(河川) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年09月04日 06時03分00秒
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