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カテゴリ:考えてみよう。
月曜日、大阪・十三第七藝術劇場へ映画「犬と猫と人間と」を観に行ってきました。
ずっと捨てられてる猫たちを見続け、お世話していたおばあさん“稲葉恵子さん”。 当時けっこうなお歳だった稲葉さんは、猫たちのお世話を続ける事にも限界を感じ、それでも何かできないだろうかと考えたのでしょう。 飯田基晴監督のホームレスの人たちの生活現状を描いたドキュメント映画「あしがらさん」を観た稲葉さんは、この監督さんに想いをたくすことにしたのです。 「お金は出すから映画を撮ってくれませんか?」 稲葉さんは間もなく生命保険が満期をむかえるのでそのお金を映画製作に使ってほしいと言うのです。 その時飯田監督は、特別動物に感心があった訳でもなく、稲葉さんの唐突なお話に最初は半信半疑だったそうです。 その後も連絡をくれて熱心に訴える稲葉さんに心を動かされた飯田監督は“犬と猫と人間”のことを深く知る事になったのです。 映画は何の脚色もなく、現実だけを映していました。 現実と思いたくないくらいのことに心臓がキューッと痛く苦しくなりました。 「かわいそう」なんて言葉を口にするのもなんか他人事みたいでイヤで、人間として本当に申し訳なく恥ずかしい思いでいっぱいです。 すべてが人間の“都合”のもとに恐ろしく悲しい事が日々続けられている。 この日、映画が終わって飯田監督の舞台挨拶がありました。 私は劇場に行くまでそのことを知らなかったんですが。 4年にわたるこの映画製作の中で、時に気持ちが落ちて、帰り道涙が止まらなくなったこともあったそうです。 こんな現状にどっぷりつかったらそうなるのも無理はないと思います。 だけど飯田監督はおっしゃってました。 「悲しいだけの映画にしたつもりはありません。」 その先を考える映画なんですよね。 映画の完成を待たずに亡くなってしまった稲葉さん。 でもきっと飯田監督にとても感謝してらっしゃると思います。 稲葉さんの想いをこんな風に形にしてくれて、たくさんの人に伝えていくことができるんですから。 帰り道、空き地に大きなクリスマスツリーを見つけました。 こんな綺麗なものを作るのも人間なんですよね。 なんか複雑な気持ちで頭の中がまとまらないまま、自転車に乗って愛するにゃんこたちの待つ家へ帰りました。 パンフレットにサインもらっちゃいました。 そんな顔してうらやましがらなくても。。。 ******************************* 里親募集 *shizuさんちから人懐っこい茶トラちびトラくんの里親さん募集です。 気になった方はバナーをクリックしてのぞいてみてくださいね。 ******************************* きなクロのおすすめのページです。 いつも応援ありがとうございます ******************************* ******************************* 「犬猫の殺処分方法の改善を求める署名」その後の経過など。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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