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テーマ:ニュース(99632)
カテゴリ:その他日本企業
国際性に焦点をあてたテクノロジー企業で、旅客フェリーや調査船、オイルタンカー、貨物船などの船舶用 に、再生可能エネルギーを基にした燃料節約と排ガス低減ソリューションを開発するエコマリンパワー(EMP社)は、戦略的パートナーおよび船主である久福汽船(尾道市)と協力し、Aquarius MRE (船舶用再生可能エネルギー)ソリューションの海上試運転の準備を開始した。 これによりEMP社のEnergySailなどの特許技術を使用した硬帆およびソーラーパワーの統合システムが、世界で初めて搭載されることになる。これは海運業界にとって、より持続可能な未来に向けた大きな前進であり、沿岸の貨物船からばら積み鉱石運送船やクルーズ船まで、より広範にEMP社のソリューションが展開するようになると期待されている。 現在、Belgrano船、Nord Gemini船、Bulk Chile船を含む数隻の大型ばら積み貨物船に関するフィージビリティ・スタディを実施。EnergySail配列によって得られる推進力の推定値は、各船舶の運航経路に従って算出し、各船舶に設置可能なソーラーパワーの総量を決定、必要に応じて船上試験やデータ収集も行う。 フィージビリティ・スタディ完了後、1隻の船を海上試運転フェーズ用として選ぶ。この海上試運転フェーズでは、約12か月から18か月間、Aquarius MREの全要素を組み込む試用構成を設置して評価する。 Aquarius MREプロジェクトには、ケーイーアイシステム、古河電池、寺本鉄工所などの戦略的パートナーが携わっている。また、EMP社は、同プロジェクトへの投資について潜在的投資家を含む数社と協議をしている最中で、プロジェクトの海上試運転フェーズで参加を希望する企業からの問い合わせにも関心を持っている。 Aquarius MREは、硬帆とマリングレードソーラーパネル、エネルギー貯蔵モジュール、船舶用コンピューターの先進的な統合システムで、風と太陽から得られるパワーを利用することで再生可能エネルギーを船舶に取り入れることを可能にする。これらの代替エネルギー源と推進力の使用は、燃料消費量の削減、大気汚染の低減、CO2排出量の削減につながる。Aquarius MRE®が使用する硬帆は、EMP社のEnergySail®技術に基づいており、これらの再生可能エネルギー装置は、船が寄港中や停泊中でも使用することができる。各EnergySailは、色々なセンサー、太陽光発電パネル、または他の発電装置を組み合わせて構成することが可能。
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Last updated
2017.08.04 18:08:23
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