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テーマ:ニュース(99628)
カテゴリ:その他日本企業
ALLアセットパートナーズ(広島市中区)は、ファンド型クラウドファンディング事業に参入し、11月1日ファンド型クラウドファンディングのWEBサイト「ソライチファンド」を公開した。ソライチ太陽光発電ファンド1号は東広島市にある318kWの太陽光発電設備を取得し、オペレーター兼賃借人である同社に貸付けて得た賃料収益を投資家に分配するファンドで、運用期間は20年、目標年間平均分配率は8.5%(税引前)を見込んでおり、今まで多額の資金が必要だった太陽光発電投資が一般個人でも少額で気軽に投資できるようになる。 太陽光発電分野は、2012年7月の再生可能エネルギーを対象とした固定価格買取制度(FIT)の開始より急成長しているマーケットながら、FITの買取価格の利潤配慮期間の終了、FITの買取価格の低下、グリーン投資減税の一括償却の終了、連系負担金の増加、出力抑制、土地確保の難化などにともない、新規の太陽光発電事業はピークアウトしている。 一方で、安定的で収益性の高い太陽光発電への投資意欲は高いが、太陽光発電への投資をするには、多額の資金が必要で、多くの場合富裕層に限定されてきた。太陽光発電投資の垣根を低くすることにより、少額で気軽に投資をできる環境が望まれている。こうした需要を取り込むべく、同社は太陽光発電投資のファンド型クラウドファンディング事業に参入し、資産運用の新しい世界の創造を目指す。 同ファンドのスキームは、設備賃貸型ファンドで、倒産隔離スキームを用いている。太陽光発電設備に係る賃料収入は、オペレーター兼賃借人である同社が太陽光発電設備により発電した電気を固定買取制度に従って電力会社に売電して得る売電収益を背景としたもので、一定額の最低保証賃料と賃借人が賃借した太陽光発電設備に係る売電収入に連動する実績連動賃料とを組み合わせたものとなり、出力抑制や日照不足により発電量が低下しても、ALLアセットパートナーズからは最低保証賃料が支払われ、実際の発電量が想定発電量を上回った場合には、実績連動賃料が支払われる仕組み。
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Last updated
2017.11.06 09:31:33
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